震災あす3年 がれき処理91%完了 | 毎日のニュース

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 東日本大震災は11日、発生から3年を迎える。復興の障害となっていた震災がれきの処理は91%が完了。国道や下水道など生活インフラはいずれも約9割が復旧したが、新たなまちづくりに向けた土地区画整理や、水産施設の再建には遅れが目立っている。

 復興庁によると、震災で発生したがれきは推計1661万トン。被災地に仮設焼却炉を設置し、受け入れに協力した1都1府16県で広域処理した結果、昨年11月末までに1515万トンを処理した。福島県の一部を除き今月末には処分率100%に達する見込み。土地区画整理では、事業を予定する51地区のうち65%が造成に着工できたものの、工事が完了した地区はゼロ。3地区に至っては事業計画すらまとまっていない。漁港の復旧率も、資材や人件費の高騰から昨年11月末時点で37%にとどまっている。