ビール大手5社が13日発表した発泡酒と「第三のビール」を含むビール類の1月の出荷量は前年同月比9・5%増の2248万ケース(1ケースは大瓶20本換算)で、3カ月ぶりに前年実績を上回った。リニューアルした主力商品が好調だったことが要因。年末年始の休暇期間が例年より長く、天候に恵まれたことも寄与した。
内訳はビールが10%増の1121万ケース。家庭用、業務用とも大きく伸びた。発泡酒は3・5%増の315万ケース、「第三のビール」は11・2%増の811万ケースだった。
ビール大手関係者は販売の先行きについて「消費税増税前の駆け込み需要も見込め、伸びが期待できそうだ」と話している。