【フィギュア】3位を悔やむ町田 「3点足りなかった」 | 毎日のニュース

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 【ソチ=田中充】「3点足りませんでした」。団体戦男子フリーで、トップのプルシェンコに及ばず、町田は表情に悔しさをにじませた。

 演じたのは、開会式でも流れたロシアの巨匠、ストラビンスキー作曲の「火の鳥」。直前まで足がすくむほどの緊張感に襲われたが、会場に名前をコールされた瞬間に気持ちを落ち着かせた。

 冒頭の4回転ジャンプは完璧に跳んだ。しかし、「絶対的な自信があったのに、軸が太くて空中分解してしまった」という2本目の4回転が3回転にとどまった。その後もコンビネーションジャンプでミスが出た。

 それでも、「まだ個人戦もある」と表情は明るい。

 個人種目と2度滑る「火の鳥」には、それぞれテーマを設けている。

 この日滑った団体戦のフリーは「再臨編」。最下位に沈んだ昨季のグランプリ(GP)ファイナルから復活して再び五輪へ戻ってきたことを意味するという。そして、個人種目のフリーは「大飛翔編」。言うまでもなく、表彰台へ飛び上がる火の鳥を演じる。

 「メダルを取りたい。そのために、今までやってきた積み重ねと同じようにやることに尽きる」。“羽根”を休めることなく、集中力を高める。