ハワイでも遺族ら追悼 現場近く、参加者は減少 えひめ丸事故 | 毎日のニュース

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 米ハワイ沖で愛媛県立宇和島水産高校の実習船「えひめ丸」が米原潜に衝突され、9人が死亡した事故から13年となった9日(日本時間10日)、事故現場に近いホノルルのカカアコ海浜公園にある慰霊碑でも遺族らが追悼式典を開き、事故発生時刻に合わせて黙とうした。

 式典には毎年200~300人ほどが参加してきたが、昨年が十三回忌という一つの節目だったためか、今年は約100人と少なかった。愛媛県から現地入りした人が減ったほか、米太平洋艦隊幹部の姿もなかった。

 犠牲者の中で一人だけ遺体が見つかっていない実習生、水口峻志さん=当時(17)=の父、龍吉さん(61)は「時間とともに世間で事故の記憶が薄れるのは仕方がないが、私たちには関係ない。これからもできる限り毎年来る」と話した。(共同)