国際宇宙ステーションに滞在するロシア人宇宙飛行士2人が9日、来年2月7日のソチ冬季五輪開幕式で聖火台点火に使用するトーチとともに宇宙遊泳をした。トーチに聖火はともらないが、ロシアは「宇宙空間の聖火リレーは五輪史上初めて」と誇示している。
日本時間午後11時50分すぎ、オレーク・コトフ飛行士がトーチを左手にゆっくり船外に出た。待ち受けていたセルゲイ・リャザンスキー飛行士がそれを撮影。コトフ飛行士はトーチを左右の手に何回か持ち替え、カメラに向かって振った。日本人宇宙飛行士、若田光一さんらはステーションの中から「聖火」の遊泳を見守った。(共同)