オペラ「椿姫」や「アイーダ」などで知られるイタリアの作曲家ジュゼッペ・ベルディ(1813~1901年)の生誕200年を祝う記念式典が誕生日に当たる10日、出身地に近い北部パルマで開かれた。パルマでは今月いっぱい、コンサートなどベルディ関連の各種行事が開かれる。
式典では、ピツァロッティ市長が「ベルディは素晴らしい音楽作品だけではなく、故郷に対する情熱と愛情にあふれた人物として記憶されている」とあいさつ。市民やオペラ愛好者らが大勢集まり、マエストロ(巨匠)に敬意を表した。
日本から参加したNPO法人「日本ヴェルディ協会」の平林敏彦専務理事(69)は「この大きなイベントに立ち会うことができ、非常に感激している」と話した。同日夜には市内の歌劇場で記念コンサートも開かれた。(共同)