【三鷹女子高生殺害】「自宅周辺で待ち伏せしている」 高校側も4日にストーカー被害相談 | 毎日のニュース

毎日のニュース

今日の出来事をニュース配信中!

 東京都三鷹市で高校3年の鈴木沙彩さん(18)が刃物で切られて殺害された事件で、鈴木さんが通っていた私立高校側が今月4日、最寄りの警視庁杉並署に「女子生徒がストーカー被害を受けている。どうすればいいか」と相談していたことが9日、同署への取材で分かった。「三鷹市の自宅周辺で男が待ち伏せしているようだ」と説明されたため、三鷹署に相談するように伝えたという。

 3日に改正されたストーカー規制法では、被害者の居住地の警察署だけでなく、ストーカー行為があった場所の警察署からも警告が出せるようになった。杉並署の寺田守孝副署長は「法改正は認識していたが、高校周辺には来ていないという説明だったので、被害が起きている三鷹署に相談した方がいいと勧めた」としている。

 鈴木さんは事件当日の8日朝、両親と一緒に初めて三鷹署を訪れ、池永チャールストーマス容疑者(21)の名前を挙げて「自宅周辺で待ち伏せされたり、つきまとわれたりしている」と相談していた。

 三鷹署はその場で警告のために池永容疑者の携帯電話に3回電話したが、出なかったという。