サッカー日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督が12日、欧州組視察のため成田空港から離日した。約1カ月間、ドイツなどを回り、日本人選手所属クラブの試合を観戦。セルビア、ベラルーシと親善試合を行う10月の代表の欧州遠征には現地で合流する。
出発前、報道陣の取材に応じた指揮官は「ここ最近呼んでいないメンバーを見に行こうと思う」と述べ、今月の代表合宿を負傷離脱した酒井宏(ハノーバー)のほか、細貝(ヘルタ)、乾(アイントラハト・フランクフルト)、ハーフナー(フィテッセ)、大津(VVVフェンロ)の名を挙げて状態を確認する意向を示した。
10月の遠征は欧州組の割合を増やす計画で、「ベラルーシの情報は少ないが、以前指導したミハイロビッチが監督のセルビアは非常にいい相手。彼らのホームでできるし、自分たちのやりたいことがどこまでできるかを見るのに最適の場だ」と意欲を語った。