10日の東京株式市場は反落して始まった。日経平均株価の寄り付きは、前日比8円08銭安の1万4464円82銭。一部のテクニカル指標が短期的な加熱感を示し、為替の円安進行が一服していることから、輸出関連などで売りが先行した。
ただ、前日の米ニューヨーク市場のダウ工業株30種平均が75ドル高と続伸して終えたほか、国際通貨基金(IMF)が日本の成長率見通しを上方修正したこともあり投資家の押し目買いの機運が強いとの市場関係者の見方もある。
東証株価指数(TOPIX)の始値は、前週末比1.32ポイント高の1198.21。