私:ねぇ、なんで急に「一人で寝る」なんて言い出したの?今までずっと一緒に寝てたじゃん!どうして!?


息子:だって、友達に「まだ親と一緒に寝てんのか?」って冷やかされたんだもん!恥ずかしいからもう一人で寝るよ!


私:えぇ!?それで一人で寝るって言うの?まだ小学生だよ!一緒に寝るのが全然普通だし!息子くん寝相が悪いからベッドから落ちたらどうするの?布団蹴飛ばして風邪ひくかもしれんよ!?  


息子:もう、大丈夫だよ!僕も大きくなったし、一人で寝られる!友達にまた言われるの嫌だし、絶対一人で寝る!


私:(でも、ママは寂しいんだよ…)一緒に寝るのが当たり前だったし、ほんとに大丈夫なの?夜中に何かあったらどうするの?誰もいないのよ…


息子:もう!僕は大丈夫だってば!ママは心配しすぎ!一人で寝るんだって決めたの!  


旦那:まぁまぁ、息子くんももう大きくなってるし、一人で寝るのは良いことじゃない?  


私:そんな簡単にそう言うけど、私は全然そんな風に思えないの!まだ小学生だし、無理に一人で寝なくてもいいと思うのに!あなたは心配じゃないの!?


旦那:過保護すぎだって、心配しすぎ。


息子:もう!ママは子供扱いしすぎ!僕は一人で寝るから!


私:えーでも、わかったよ…。でも、もし何かあったらすぐにママのところに来てね!寒くなったらちゃんと布団かけてよ。絶対風邪引かないようにしなきゃダメよ!  

 
息子:うん、わかった!大丈夫だよ、ほんとに!
  

その夜、息子はついに自分の部屋で一人で寝ることに。
私はもう心配というか寂しくてたまらない。全然眠れない…。ずっと気になってる…。  

 
私:(どうしよう…息子くん、ちゃんと寝てるかな…?寒くないかな?落ちてないかな?部屋から何も聞こえないし…。寂しいし…。息子くんの部屋に行きたいけど、それじゃ息子くんが嫌がるよね…)
  

一方、隣では旦那がぐっすり寝てる。
なんでこんなにあっさり寝られるのか分からない。
しかも息子くんがいなくて広くなったベッドを快適に使ってる。クソっ!!
  

そして、いつの間にか眠ってしまい、朝になって目が覚める。
すると、なんと隣に愛しの息子くん眠っているじゃないですか!!

  
私:えっ!?なんでここにいるの!?いつの間にきたの!?  


息子:う~ん、やっぱり夜中に寂しくなっちゃって…戻ってきちゃった。


そう言うと、息子くんはまた寝てしまった。


私:(息子くんも一人で寂しかったんだ。無理に一人で寝なくても大丈夫。まだ小学生だし、そんなに急いで大きくならなくてもいいんだから)
 

 

息子も私と同じように寂しかったんだと分かって嬉しくなった。


ふと旦那を見ると…ベッドの端っこで小さくなって寝てる。息子くんに追いやられてしまっている。ざまあみろ!  


結局、次の日からまた三人で寝ることになりました。