この世は春の彩り

やがて光溢れ

盛りの先に花散り

月が満ちる

 

この世は秋の彩り

やがて風吹く

雲は流れては雪を

誘う

 

仰げば 月影に

貴方の優しさ 溶けて ほら

隠しきれずに 洩れ 手に 溢れる

 

仰げば 綿雪に

君の面影

溶けては 胸に降る

 

時が過ぎても命は

やがて星を超えて

廻り来る運命と知り

心踊る

 

時を止めてもこの身は

やがて散り行き

去り逝く運命に

君を想う

 

仰げば 星が降る

命の煌めき  駆け ほら

瞳の中にも 今 映る

 

仰げば  花が舞う

君の薫りを

載せては 空に還す

 

貴方に  手を伸ばし

その頬に 触れたなら  

また その手で

再び  抱き締めて

 

君にも  届けたい

眼を醒ますなら

再び  この愛を

 

捧げたい この愛を

 

 

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運命の桃花:挿入歌にのせて