芥川山城 | 城館のフィールドワーク

城館のフィールドワーク

全国にゴマンとあるという城館を、徒然なるままに紹介する探訪記。ときどき浮気して古墳も紹介。居住地の福島県が中心です。

4日間の京都滞在のうち1日は、大阪府高槻市へ足を延ばした。目的地は芥川山城。摂津北部の拠点である。

登り口にあった復元イラスト。

 

東曲輪群の中心曲輪から南へ延びる竪土塁。

 

東曲輪群と中央曲輪群をつなぐ土橋。東曲輪群の中心曲輪西辺土塁上から見たところ。

 

中心曲輪群と西曲輪群に挟まれた谷部上部に積まれた通称「大手石垣」。なかほどが崩れている。地震の影響だろうか。あるいは破却か。

 

「大手石垣」の向かって右側(東側)を近くから見たところ。裏込石は無いようだ。

 

西曲輪群の中心曲輪、通称「主郭」の下段平場からの眺め。左手の高層ビルの辺りが高槻市の中心市街地。

 

「主郭」下段平場の北西に取り付く土塁囲みの小区画。枡形のように見える。この奥に堀切と土橋がある。

 

西曲輪群南方尾根の堀切。すごい迫力である。

 

今城塚古代歴史館に展示の赤色立体図。各曲輪群の様子がよくわかる。

 

同じく「主郭」出土の遺物。

 

西・中央・東の各曲輪群からなり、それぞれが独立的な構造のように見える。特に東曲輪群は、中心となる曲輪の西辺に土塁を構築し、中央曲輪群の方を警戒しているのが印象的。「石垣」とされる遺構の石材は大きいが、裏込石は無いようで、高層化も実現していない。石積と言った方が適切かもしれない。