菅生神社にて水無月を販売します。 | 明治36年創業和菓子処伊藤のブログ

 

久しぶりの投稿です。

 

6月30日岡崎の菅生神社にて

 

夏越の祓いのお時間をお借りして

 

水無月等を販売いたします。

 

 

 

茅の輪とは

 

須佐之男命(すさのうのみこと)と

 

つながりがあるそうです。

 

そもそも八坂神社が祀っているのが

 

須佐之男命だそうです。

 

菅生神社にも須佐之男命が

 

祀られております。

 

夏越の祓いの茅の輪は

 

この須佐之男命の物語より

 

厄除けとして執り行われるようになりました。

 

では、なんで茅(ちがや)なのでしょうか?

 

 

 

茅の輪くぐりは、

 

日本神話に基づいていると

 

言われているそうです。

 

 

むかしむかし、ある兄弟のところに

 

1人の旅人が現れました。

 

その旅人は一晩泊めてほしい

 

と頼みました。

 

裕福な弟は、泊めることはできないと

 

冷たく断りました。

 

しかし、貧しい兄は

 

「きれいではございませんが、

 

こちらでよろしければおとまりください」

 

と旅人を暖かく迎え入れました。

 

名を蘇民将来といいました。

 

数年後、またその旅人は

 

蘇民将来のところに恩返しに

 

訪れました。

 

実はこの旅人は

 

スサノオノミコトだったのです。

 

スサノオノミコトの教えに従い

 

蘇民将来は茅の輪を腰につけると

 

厄病から逃れ、子々孫々繁栄をした。

 

という神話から茅の輪をくぐるとなったのです。

 

 

 

 

「水無月」

 

というお菓子があります。

 

ういろの上に小豆がのったお菓子です。

 

実は平安時代、旧暦の6月1日氷室から

 

氷を切り出し食べて暑気払いをする

 

風習があったそうです。

 

三角に切ったういろは

 

実はその氷を意匠したものです。

 

そして、小豆は厄除けをするために

 

のせられました。

 

小豆の煮汁は赤色です。

 

赤は邪気を払う色とされています。

 

ですから、小豆をのせた「水無月」は

 

邪気払いということで

 

食されるようになりました。