こんにちは。あさひ薬局開成店です。
毎日暑い日が続いていますが、熱中症には十分気をつてください。
熱中症は、気温や湿度が高い環境で起こりやすくなります。大量に汗をかくと体内の水分や塩分を喪失し、以下のような様々な症状を引き起こします。熱中症には3段階の重症度があり、症状の軽い方からⅠ度、Ⅱ度、Ⅲ度となります。
熱中症の重症度
Ⅰ度・・・めまいや立ちくらみ、筋肉のこむら返りが起こります。この場合、水分と塩分を
補給しましょう。
Ⅱ度・・・激しい頭痛、吐き気や嘔吐、全身の倦怠感などが現れます。対処法は風通しが
良く、涼しい場所で衣服を緩め、足を高くして休みます。そして、水分と塩分
を補給します。自力で補給できない場合は速やかに受診しましょう。
Ⅲ度・・・意識がなく、全身のけいれんや極度の体温上昇が起こります。
この場合に重要なことは全身を冷やすことです。そして、速やかに救急隊を
要請しましょう。
夏の暑さは避けられませんが、熱中症は予防することができます。
重要なことは、こまめな水分と塩分の補給です。小児や高齢者ではのどの渇きを感じなくても、
水分・塩分補給が大切です。水分と塩分を同時に補えるものとして経口補水液があります。
市販されているものもありますが、自宅で簡単に作ることができます。
<材料>
砂糖40g
食塩3g
お湯(湯冷まししたもの)1L
<作り方>
砂糖と食塩をお湯に溶かし、かき混ぜて飲みやすい温度にするだけです。
かんきつ 系の果汁を絞ると飲みやすくなります。
下痢や嘔吐時には、体の水分が失われているため、経口補水液をこまめに飲みましょう。
しかし、薬を飲むときは、経口補水液で飲まないようにしましょう。
塩分と相性の悪い薬もあり、薬の効果が弱まることがあるためです。
薬や体調管理についてわからないことがあれば、あさひ薬局開成店にご相談ください。