昨日の芝居は「名月赤城山」。赤城山に立てこもっていた忠治が山を降りることを決意するまでの芝居でした。忠治のために罪のない人が一人、また一人と命を落としている現状を知り、子分に「俺みたいな奴の子分になったばかりに惨めな思いをさせてしまった」を謝る場面では心が打たれました。この芝居での座長の忠治役はもう見られないんですね...、残念です。
座長が最近この芝居で演じておられる“川田屋”役を今回は龍昇さんが演じておられました。影腹を斬って赤城山をのぼり、忠治に会いに来た川田屋。かすれた声で凄く長い台詞を言っておられ、役作りで枯れた声を出していると思い感心していたのですが、大介さんの口上によると「ワールドカップを見て声を出しすぎたから」枯れてしまったそうで(笑)。
フィナーレは「弁天小僧菊之助」。大介さんが塀を飛び越えたり、立ち回りも迫力がありました。紅劇団の舞踊ショーもすばらしく見ものですよ!