戦後、実際にあった事件をもとにした映画です。
今では性同一性障害というのでしょうが戦後すぐのあたりは「オカマ」と呼ばれ蔑まれていた人々がいます。現在でもその状況は多少改善したにすぎません。この映画の興味深いところは性転換手術をした医師を優生保護法違反として起訴する検察に対し、憲法13条国民が幸福を求める権利を盾に弁護側が闘うところです。
この事件を契機に性不適合に関する司法的な動きが変わっていったため大変大きな意義があったと思われます。
しかし本当の根底にあるのは少数者を差別する構造が個々人の心や各種制度に残っていることです。夫婦別姓、外国人排斥、同性婚などまだまだ解決すべき問題は膨大にあります。
2025年通算249本目
