予想を遥かに上回る快作。
↓爆弾
酔って自販機を壊した疑いで取調室にいる男。それに対峙する刑事。男の予言どおり各地で爆発が起きる。次の爆発は防げるのか。男態度は始終、卑屈です。しかし全ての状況を支配するのも男です。取り調べの途中で頭脳派の刑事に交代してからが面白い。
場面の多くは取調室です。どうやって間をもたせるのかと観る前は心配しました。ですが杞憂だった。男役の佐藤二朗がすさまじいまでの怪演をしているからです。脚本もいい。警察組織の中で各人がそれぞれの正義を胸に動いているのが分かった。ちょっとあり得ないような行動をする刑事もいましたが、それはそれで話を面白くしています。
最後まで観ても事件全体の構造がわかりません。真の主犯は誰なのか。動機は。小説として続いているようなので「脳男」的な構成を想像しています。映画でも続編は出るでしょう。
本作も再見するかも知れません。
2025年通算224本目
