イラン映画。

 

聖なるイチジクの種

 

司法関係の役所に勤める主人公は妻と娘2人に恵まれ、余裕のある生活を送っています。しかし出世したことにより人の生死の判断を直接扱う仕事につきます。護身用に拳銃が支給されるほどなのです。主人公は精神的に追い詰められていきます。同時に世間ではヒジャブというスカーフを着用しなかったことを理由に宗教警察により女学生が殴り殺される事件が起き、抗議活動が沸き上がり騒然としています。娘も関係しているようです。

 

そんな折り拳銃が家から消える出来事と自身の住所がネットにさらされる事件があり、主人公はさらに追い詰められ郷里の生家に家族と一時的に避難します。

 

そこから主人公の常軌を逸した行動が始まり、それは悲劇へと繋がります。

 

イランの現体制への強烈な批判が込められた映画です。

 

 

2025年通算56本目

 

 

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