実際にあった出来事を元にしているそうです。
柔道の世界大会で好調に勝ち進むイラン代表である主人公は順調に行けば宿敵イスラエルの選手と対戦することになります。政治的な理由からそれを避けたいイラン政府と宗教指導者は主人公にコーチを通じて棄権を命じます。金メダルを目指す主人公はそれを断りますが、両親が拘束されるなど脅迫を受けます。コーチのサポートを断られ単独で試合に臨む主人公は徐々に消耗し決勝に進むことはできません。
この一連の事実によりイランは国際大会から排除され、主人公とコーチは亡命を余儀なくされます。その後彼女らは難民選手としてオリンピックに出場することになります。
スポーツがそれ以外の意味付けされ国家権力の中で道具として活かされている現実を鋭く抉った作品でした。監督ら制作者は現在もイランに帰ることができません。
2025年通算43本目
