これは傑作!観られて良かったです。

 

デリカテッセン

 

題名だけは知っていて貸しビデオ店などで見かけても借りたことはないです。食人をテーマとしたグロテスクな映画という先入観がありました。今回初見してそれは全く間違っていたことがわかりました。食人も一つの要素ではありますがフランス流のエスプリを効かせたブラックコメディーなのです。

 

舞台は核戦争後のパリ。貨幣は意味を持たず物々交換で食べ物を手に入れています。肉屋は住み込みを募集しては機を見て殺し、商品として売ります。また肉屋はビルの家主でもあり数家族がそれぞれ暮らしています。彼らが結構クセが強くいい味を出しています。一番印象的なのが地下でカタツムリとカエルを養殖しながら暮らしている男。水浸しの部屋にひがら座っては壁に這うカタツムリやカエルを食する様子は映画の真骨頂でしょう。それに次ぐのが地底人と呼ばれる菜食主義者の集団。黒ずくめでテカテカのビニールに身を包み地下道を拠点にゲリラ活動をしています。自殺志向のご婦人も素晴らしい。ピタゴラスイッチのような自殺装置を仕掛けては直前にトラブルが起こり失敗します。

 

さて主人公は肉屋に雇われた小柄な男性。サーカスのピエロもやります。彼が肉屋の娘と恋仲になったことから物語は転がり始めます。

 

ビデオを観ていなくて良かった。これは映画館のスクリーンで楽しむ映画なのです。

 

 

2025年通算28本目

 

 

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