イタリアのゆったりと流れる時間と美しい風景。友情。
軍事政権下のチリから逃亡してきた詩人夫婦と詩人専用の郵便配達人になった主人公がおりなす人生の機微。1956年のイタリアのある島では字を読める人の方が少なかったようです。そんな島に世界的に有名な亡命詩人が住み始めます。かろうじて字は読めるものの無学な主人公はある種のあこがれと敬意をもって詩人に近づき詩の極意を学び取っていきます。
詩人が去った後、主人公は彼なりのやり方で「詩」を作成していました。「詩」はかれの死を知らずに島を再訪した詩人にふかい情感を呼び覚ましたと思います。
2024年通算210本目
