ハードボイルドを絵に描いたような映画でした。

 

チャイナタウン

 

中学生の頃、テレビでみた記憶があります。主人公がナイフで鼻を切られるという衝撃的なシーンだけはありありと覚えています。当時はそれ以外は何がなんだかわからなく暗い印象だけを持ちました。

 

今回数十年ぶりに観たこの映画はハードボイルドなのだなとすぐに分かりました。主人公はシャイニングで有名なジャック・ニコルソン。若い。ダム建設をめぐる利権争いと家族間のしがらみに巻き込まれた私立探偵の主人公は最初は単なるビジネス、次第に依頼者への愛憎を元に動きます。登場人物がすべて一癖ある人ばかりです。物語の大部分鼻の傷跡を覆ったままという演出に非凡さを感じます。

 

最後は悲劇で終わるのですが、また観たくなる魅力を秘めています。

 

 

2024年通算200本目

 

 

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