スペイン映画。ゲームに出る怪物をデザインするクリエイターの青年が主人公です。
青年は定職を持ちそれなりの所得があるようです。ある日彼の住むアパートでボヤ騒ぎがあり、少年を助けたことを切っ掛けに気づいていなかった欲望がめばえます。
それ以来青年は通常の行為が難しくなります。その代償として助けた少年の面影をゲームの登場人物に投影し作成し保存します。使うPCは会社から貸与されているものです。同時期、青年はボーイッシュな女性と知り合いになり付き合い始めます。しかし少年に対する造作の件が会社と恋人にバレ、青年は多くのものを失い、決定的な行為を実行に移し始めるのです。
最終的に彼は良心を取り戻し、恋人も帰ってくるですが、それが彼らの幸せの形なのでしょうか。
ところで青年は日本オタクという設定なようで彼の部屋にはコケシやダルマなどの小物が置かれ、買ってくる弁当は「kitsune(キツネ)」というお店のお寿司です。伊藤潤二のマンガを買いに行くというセリフまであり、ニヤリとさせられました。
2024年通算103本目