予告編で少女が父親と同じ年齢になった時、父親を想う映画と謳っていました。現在から過去を追想する映画かな?と思い観にいきました。しかしなかなか現在に辿り着きません。え?ほぼ過去のまま映画は終りを迎えます。

 

しかしだまされた感はありません。地味ながらいい映画だったからです。流れる曲が私にとって懐かしい曲ばかりだったのも好印象です。

 

aftersun/アフターサン

 

登場人物は離婚した父親と11才になったばかりの娘です。イギリスからトルコのリゾート地に数日間の旅行をします。リゾート地には観光客がたくさんいますが少女と同年代は多くありません。青年グループにちょっと加わったりしますが味噌っかす扱いで疎外感を感じます。

 

出会った少年とちょっと甘酸っぱいことがあったりもします。

 

映像は少女の目線であったり、父親であったり、制作側であったりします。それらが奏功し物語に深みを与えています。

 

多くの場面が象徴的・印象的に映し出されます。何かの伏線なのかなと思っても特に何かと関係するわけでないのです。

 

映画を観終わって納得しました。人生ってこんなものじゃないか。全ての出来事が自分に関係あるわけではないが、全く関係ないこともない

 

なお題名アフターサンは日焼けのことみたいです。劇中で父親が娘に日焼け止めクリームを塗る場面が数回あり、その時点での親子の心情を表しています。

 

 

2023年通算69本目

 

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