先日の師匠稽古では

 

写真のようにBOYSとのお稽古

 

なかなか

ない機会に恵まれて口笛

 

 

 

 

表千家には

男点前

女点前

があります

 

 

風炉でしたら

 

切柄杓→置柄杓→切柄杓・・・・引き柄杓

最後に「引き柄杓」がきます

これは男点前だけびっくりマーク

 

 

 

 

女点前にはありません

この「引き柄杓」は裏千家さんで行う所作と同じ

 

(私、一番最初は裏千家流で学びましたので

やった覚えがあります)

 

また

お茶入れを拭くときには

胴拭き?と言うのでしょうか?

胴に帛紗を当てて

くるくる回しながら茶入の胴を拭きます

 

女点前では胴は拭き下ろすだけです

 

 

 

また

男点前は点前座に座ったまま

点てたお茶が入った茶盌を客に出します

ここも裏千家さんと同様

 

女点前は膝をいちいちくって

客の方へ斜めに向いて茶盌を出したり

茶杓を出したりします

 

 

このような男点前

男性の生徒さんが我が家に来てくださったら

お教えしないといけないニヤリ

ですから

男点前を拝見できてとても有意義でした!

 

御濃茶を飲む時も

男性同士ならば手渡しで出帛紗と茶盌を送っていきます

 

 

 

 

このようにみると

表千家の男点前

裏千家のお点前に共通点があるということは

 

表千家の女点前が

新しく考案されたものであろうと想像できます

 

 

 

 

パンダパンダパンダ

 

先日「茶通箱」のお稽古をしていただきました

 

そのときのこと

 

1つ目の茶入と仕覆の拝見を請い

仮置き

 

水指の蓋が閉まったタイミングで

茶杓、もう一つの茶入(濃茶を入れた棗)と仕覆と箱

の拝見を請う

 

 

あれあれ?

このように分けて拝見を請うのは

 

裏千家さんの続き薄茶に似ている上差し

 

と思いました

 

 

そんなこともあり

裏千家を学ばれている茶友に

続き薄茶をしていただきました

 

 

 

 

 

 

茶友二人とわたしの三人でお稽古

 

 

ちょうど「半夏生」

(はんげ、しょうず)

の日のことでした

 

桂籠に

半化粧(はんげしょう)

縞すすき

女郎花

虎の尾

木槿

 

 

 

 

 

銘々皿で

 

 

「とらやの水ようかん」

 

 

 

 

亭主は裏千家のSさん

 

懐石の最後に主菓子をいただいた

 

という設定でやりましょう

とおっしゃられたので

 

正客の私と詰めのYさんで

お菓子をいただき

中立ち

 

真剣お稽古ですぞグッ

 

お鳴り物がないので

お迎えに来ていただき

席入り

 

 

 

湯がよく湧いていて

ヒューヒュー鳴っています

 

 

 

 

釜の蓋を取るとき

帛紗をもったまま柄杓を構えるのは

 

女点前にはないなーびっくり

 

 

 

美味しいお濃茶を練っていただきました

 

 

このときにお聞きしたことですが

 

裏千家さんでは

楽茶碗のときには帛紗を使わず

他の茶盌のときに古帛紗をだすそうです

 

 

今回私が用意した茶盌が

井戸茶碗

ですから

古帛紗を一緒に出していただきました

 

表千家では

茶盌の種類に関係なく

すべて出帛紗を茶盌と一緒にだしますね電球

 

 

 

お茶碗のお尋ねのタイミングも違っていましたびっくり

 

 

茶盌が亭主にもどり

続いてお薄となります

 

 

ここでも違いがありました

 

お茶碗に茶巾と茶筅をいれて

建水も持って

水屋に下がるんですねびっくり

 

表千家では

基本濃茶の茶盌をそのまま使っていきます

ずっと同じ一碗でともに飲み続けるんです

 

 

 

そして続き薄茶

座布団を用意しておいたのですが

それは使わないのだそうです

 

 

煙草盆が持ち出され

お干菓子が持ち出されます

 

そして

薄茶用の茶盌に清めた茶巾と茶筅がセットされて

持ち出されました

 

 

 

表千家の続き薄茶では

濃茶の茶盌で薄茶も点てます

 

茶盌は湯ですすぐので

茶盌についた濃茶は流れますが

 

茶筅についた濃茶はそのままデレデレ

 

うまく練らないと

茶筅の先に濃茶が残っていることがあります

その茶筅で薄茶を点てると・・・

 

薄茶と濃茶のミックスになるなーーー

 

と詰めのYさんと話しました

(Yさんも表千家です)

 


 

ここから

分けて拝見所望が始まります

 

最初のお茶がでたら

 

次客さんが取りに行かれます

 

正客は

お茶入れ、お仕覆の拝見を

所望するために

 

最初の薄茶は次客さんが飲むのですねーーー

 

そして

薄茶器と茶入の置き換えをして

清めて茶入、そして仕覆が出される

 

正客の私は取りに行って

縁うちに取り込んで仮置き

 

そして

二服目の薄茶が出たら

飲むことができました

 

なるほど~デレデレ

面白い!

 

「茶通箱」のときの拝見のタイミングとは

違っていました

 

 

水指の蓋が閉まると

 

残りの茶杓・薄茶器の拝見を請います

 

 

 

 

 

 
 
拝見の順番は
茶入→その下においた 茶杓
→仕覆→薄茶器
 
なのでこの並べで問題ないでしょか?
 
 

 

 

 
 
写真見ると
 
私、手の指がばらばらと離れていますね滝汗
 
いつも
きちっと指先まで神経をいきとどかせないといけないのにチーン
 
 
拝見終わり
お道具を持って替えられる所作もちがっていました
 
 
同じところ
違うところ
 
今回よーーーくわかりました
 
とても興味深く
 
どうしてその所作なのか?
その所作のためにはどの道具が適切なのか?
 
なども考えることができました
 
 
 
 
亭主をしてくださったSさん
ありがとうございました
 
終わって
ちゃちゃっと
 
御濃茶とお薄を私が点てました
 
 
 
ちゃちゃっとの
オフのお点前なので
 
この顔笑い泣き
 
 
そうそう
蓋置のうえに置いた茶巾のたたみ方も
裏千家流とは違っていました
 

 
2時間半くらい?
 
お付き合いいただけて
お互いに学び会える茶友の存在に
感謝でした
 
違う流派の所作を知ることで
表千家のお茶
さらに考えるきっかけとなりました
 
茶道の歴史
を学ぶきっかけともなりました
 
 
とっても楽しい時間を頂きました
ありがとうございましたお願い