今日は「雨水(うすい)」

 

なんと昨晩から雨雨

暦通りな天気です

 

 

 

久しぶりの師匠稽古

 

帯揚げと帯締め

をブルー系にして伺いました

 
 

お稽古不足の私ショボーン

 

やっと来れましたーーー笑い泣き

嬉しく玄関をくぐりました

 

今日は

江岑棚

お濃茶

 

天明の広口釜

 

筒茶碗

+

平棗

 

すべてのお道具のバランスが大切ということを学びました

 

筒茶碗はこの時期しか学べません

ギリギリセーフなタイミングでした

 

 

茶杓と茶筅が入っているときには

親指を茶盌の中に入れて持ちます

口の部分の邪魔がなくなったところで

半月かけて持ちます

上矢印

これを忘れていました泣

 

 

 

お茶碗は2代道年作の

寒月写

 

計算尽くされた使いやすい

(点てやすい)

茶碗でした

 

こんなお茶碗がほしいですラブ

 

筒茶碗の寒月写

よく拝見します

 

本歌は???

 

調べました

ネットからお借りしています

 

このような三日月のような柄が見られる筒茶盌が

「寒月」

と呼ばれるものです

 

本歌は本阿弥光甫

号を「空中」というため

しらべると 空中作 と説明されています

 

本阿弥光悦の孫だそうです

 

 

これは歌銘だとも読みました

 

山の端はそれとも見えずうづもれて

雪にかたぶく有明の月

源道氏作

 

雪に浮かぶ月

 

だから「寒月」という銘なのでしょう

 

 

もう一つ

今日のお茶杓には銘がありました

(いつものお稽古では自分で銘を考えます)

 

孤篷庵の小堀卓厳老師作

「雪間草」

 

水屋で拝見したときに

これ、歌銘!!

と思いました

 

利休さんの侘び茶の意識を表す和歌だと聞いています

 

 

花をのみまつらん人に山里の

雪間の草の春をみせばや

 

茶杓の景色からの銘です

 

雪間の草とは雪解けして土が見え始めた部分

その土の下には草が芽吹こうとしているのですが

 

そこに

が感じられる

 

ということなのです

 

雪の積もらない愛知県在住の師匠や姉弟子のは

想像し難い景色かと思いますが

 

長野県出身のわたしにとっては

雪の下の春を待ちわびる

その景色も気持ちも

共感できました

 

 

雪は雨にかわり

本当に春が近く感じられます