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皆さま、おばんです!

 

日本一古い駅舎はどこにあるのか?

諸説があるみたいですけど

ここも可能性が高いそうですよ。

観光駅としても名高いこちらでした。

土讃線・善通寺(ぜんつうじ)駅です!

真言宗の開祖である空海(弘法大師)。

自分は知りませんでしたが

ここ善通寺市が生誕の地だそうです。

 

その地に建立されたのが

真言宗善通寺派の総本山である善通寺。

最寄り駅として明治22年に設けられたのが善通寺駅でした。

 

それなら善通寺まで行ったかって?

すんません。

自分の目的地は善通寺駅です。

駅舎を見て満足しちゃいましたよ。

 

ちなみに善通寺は駅から徒歩20分で着けるそうです。

徒歩以外にも、お寺さんまで

無料の市民バスも運行されてるそうですので、

自分みたいな徳がない人生を送りたくなければ

ぜひ!善通寺まで足を運んでみてくだされ。

 

そんな善通寺駅の駅舎が

日本最古のモノではないかと言われる所以ですが、

駅舎に貼られた

駅舎の竣工年が記されている建物財産標に

日本最古の「明治22年3月30日」の日付が

打たれているらしく。

これを信じれば間違いなく

「日本最古の駅舎」になるのですが、

善通寺駅の開業年は明治22年5月23日で

記された竣工年よりあとであること。

開業当時は土讃線の前身である

讃岐鉄道の路線であること。

建物財産標に記された竣工年が実情と違う例が

全国で散見されていることなどから、

「諸説あり」での話だそうです。

 

讃岐鉄道時代に造られた駅舎であることは

間違いないそうですけど…

とにかく古い駅舎であることは間違いないってことで。

 

そんな駅舎なのに、

構内にセブンイレブン(キヨスク)があるのには驚きましたぜ☆

これも時代の流れというヤツですかね?

 

出札窓口周りはこんな感じでした。

「みどりの窓口」に代わる「みどりの券売機プラス」を

初めて見た気がします。

券売機を通して、

オペレーターさんと対面・対話しながら

きっぷを買うことが出来るらしいですよ。

 

改札口を抜けてホームに入りましょう。

 

善通寺駅は列車の退避が可能な

相対式&島式ホームによる複合2面3線構造でした。

 

2本のホームは跨線橋で結ばれてますが

容姿をご覧ください。

他では見られない、

全体が木版で覆われた造りなのです。

 

その理由ですが、

支柱の内部が倉庫として使われていたからのようで。

 

倉庫には「灯室」の札が掛けられてました。

駅でいう「灯室」とは

明治~大正時代に造られた

駅構内の明かり(オイルランプ)を灯すための

燃料を貯蔵する倉庫を言います。

しかし燃料は可燃性が高いために、

灯室はレンガやで造られるのが一般的。

善通寺駅の「灯室」は

信号灯の倉庫として使われていたのではないでしょうかね?

ちなみにこの跨線橋は

大正時代に設けられたモノだとか。

とんでもないものが残ってますな。

 

駅舎寄りにある上屋は木製なり。

仮に駅舎と同時に設けられたモノだとしたら…

竣工は明治22年(1889年)で今は2023年だから134年前?

やばくありません?

 

木製の上屋は島式ホームにもありました。

 

それともうひとつ、

構内の東側に幅が広い貨物ホームらしきものがありました。

現在は駐車場、一部がバラスト置き場として使われてますが、

戦前~戦後間もない頃までは

更に南側(画像の手前側)に伸びていて、

そこには巨大な上屋が架けられていた模様。

善通寺市には陸上自衛隊の施設が数多くありますので

軍需で設けられたホームではないでしょうか?

 

空海に見つめながら写真を撮ってましたが…

すみません。

空海ではなく、その下のホームが気になって撮った写真です。

 

ホームにあった「今日亦無事」。

悪いことも良いことも起こらず、

日々平凡であることが一番良いこと…

という意味らしいですけど、

やはり良いことは起きてほしいです。

とりあえずオータムジャンボで5億円当ててくれ。

 

こんな古風な駅を

景色と似つかわしくない列車が発着してました。

そんなJR四国の駅がしゅき。

最後に…

駅舎や跨線橋、2本のホームの上屋はいずれも

登録有形文化財に指定されてるそうですよ。

善通寺駅自体が観光名所だと言っても

過言じゃないと思ってるの、

自分だけじゃありませんよね?

 

 

 

 

 

訪問駅リスト(JR線)

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坪尻駅(平成27年9月1日) その1 その2 その3

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