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皆さま、こんにちは!

 

こちらは2カ月前に訪れたばかりの

予讃線・八十場(やそば)駅です。

予讃線・八十場駅

一見した感じはどこにでもありそうな無人駅ですが、

国鉄時代はある理由で有名な駅でした。

 

駅名が難読だから?

それもありますけど、停車する列車がわずか1往復のみで

優等列車はもちろん普通列車の大半が通過する駅でしたの。

まるで北海道に存在した「仮乗降場」のような扱いですけど、

昭和27年に開業した当時から「駅」だったのがスゴイですね。

 

そんな八十場駅ですから、

過疎った場所にあるのかと思ったのですけど…

現地に着いたらビックリ!

住宅街のど真ん中にあるじゃないですか!

予讃線・八十場駅

ちなみに現在、八十場駅に停車するのは

すべての普通列車(上下合わせて78本)なり~

八十場駅の発展ぶりはハンパじゃありませんわね。

 

八十場駅がその昔、

鉄道ファンの間で有名だったのにはもうひとつ理由があり、

国鉄末期まで枕木を積んだ簡素なホームが使用されてたからなのです。

 

八十場駅が開業した昭和27年時点の予讃線は単線で、

八十場駅も単式ホームがあるだけの駅でした。

下は国土地理院のサイトから転載した昭和37年撮影の航空写真ですが、

上屋が無い簡素な造りのホームが見えますかね?

予讃線・八十場駅

 

当時のホームは「下り線ホーム」として現在も使用されてます。

(手前側に見える石積みの箇所)

予讃線・八十場駅

予讃線は昭和41年に複線化され

八十場駅も「上り線ホーム」が新設されましたが、

設けられたホームはなんと枕木製!

しかも長さは車両1両分に満たないという…

停車する列車の本数が少ないからこんなホームだったのでしょうが、

ファンにとっては堪りませんわね。

 

下は昭和50年撮影の航空写真で

黒く写るのがウワサの枕木製ホームです。予讃線・八十場駅

 

枕木製ホームは昭和50年代後半まで使われましたが、

その後に停車する列車が増発されたために

長さはそのままのブロック製のホームに代わったとのこと。

その姿を今でも上り線ホームで見ることが出来ますが、

枕木製ホームがいかに短かったかがわかりますよね。

予讃線・八十場駅

予讃線・八十場駅

 

現在はホームが延長され、

上下線とも4両編成の電車が収まる長さに変わりましたけど、

開業からのホームの変遷が伺えるのが嬉しいです。

予讃線・八十場駅

 

それでは八十場駅の現在の様子を眺めましょう。

先にも書きましたが相対式ホーム2面2線構造で、

2本のホームを結ぶ跨線橋や構内踏切はなく

それぞれのホームは一般踏切に面してました。

 

2本のホームは踏切からの距離が違うために、

異なる仕様のスロープが設けられてます。

予讃線・八十場駅

予讃線・八十場駅

 

ホームの上屋はJR四国の無人駅で見かける共通仕様。

ICカードの読み取り端末が設置されてましたよ。

予讃線・八十場駅

予讃線・八十場駅

 

最後は八十場駅の全景で〆ます。

予讃線・八十場駅

今は標準化されましたが、もし枕木製のホームがそのまま残っていたら

八十場駅の人気はスター級だったでしょう。

 

ところで、国鉄時代に

列車がほとんど止まらない駅がここに設けられた理由は

近くに四国霊場第七十九番の札所である天皇寺があるからだったりして。

七十九番目の札所なのに駅名は八十場駅?

駅名の由来は坂出市内にある八十蘇場の清水(やそばのしみず)ですので

念のために言っておきますね。

 

 

 

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