現在、GYRE GALLERYで開催中のGOMAさんの個展「ひかりの世界」を観てきました。

 会場に入ってまず気づくのは、低いうなり声のような音、というか音楽です。人の歌声や読経のようでもあります。

 正体を明かすとこれはディジュリドゥの音です。といっても何だかわからないですよね。オーストラリア大陸の先住民アボリジニの金管楽器だそうです。形状で言うとアルプホルンのような長ーーーい楽器です。

 GOMAさんはこのディジュリドゥの奏者です。GOMAさんは2009年、交通事故に遭いました。そしてその2日後から絵を書き始めたのです。



 その絵は小さな点点がグラデーションをともなって円環状に広がる作品です。絵そのものが光輝いているようです。ずっと観続けているとトリップしそうです。

 GOMAさんが描いているのは、意識を失ったときの世界だそうです。GOMAさんはそれを「希望に満ち溢れた世界」と名付けました。それは意識を超えた超無意識意識の世界なのかもしれません。

GYRE GALLERY
「ひかりの世界」は6月29日まで開催中です。
240617