December 23, 2005

ローテーション - 後編

テーマ:海外で働く
午後になり上司のウィル が私のところにやってきてこう言いました。

「さっきジェレミーが僕のところに来て君がどんな人か聞いて来たよ。」

げげっ

ジェレミーがウィルに聞いて来たということは、人事がジェレミーに私が秘書でどうかと打診している証拠です。

「で、何て答えたの?」

「ふつーに目が二つあって、鼻が一つあって、口が一つあって・・・」

「・・・・・」(ウィルらしい ウケないユーモアセンス)

「いや、とっても優秀ないい秘書だって答えておいたよ。」

「ええ~? なんでダメな秘書だって言ってくれなかったの?
ディクタフォンの出来はひどいよって言ってくれれば良かったのに~・・」

ウィルはハッと事態が呑み込めたようで

「I'm sorry, Oh, I'm sorry.......」を連発します。


さんざん連絡不通を装っていた人事は金曜夕方5時の終業時間ギリギリになってやっと私に電話してきました。

「月曜日からアレンの代わりにジェレミーの秘書やってほしいんだけど・・・」

ホットポテト を投げ渡されました。

しかも周りがみな退散して他に受け取る者が誰もいないタイミングで・・・

ハラワタが煮えくりかえる思いでした。私だってNO!って叫びたい・・・

でもダダをこねて人事の手をやかす困ったちゃん秘書達と同類にはなりたくありません。
あくまでプロフェッショナルに対応をしなければ・・・。

こうして私は1ヶ月だけ試験的に彼の秘書として働いてみて、その後再評価するという条件を出してジェレミーの秘書を引き受けることになったのでございます。
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December 20, 2005

ローテーション - 前編

テーマ:海外で働く

ローテーションの季節が近づいてきました。
部署の異動をする弁護士達は希望部署を第3候補まで書いて事務所に提出します。
来年の2月に行われるローテーションによる新しい配属先はすでに発表されたようです。

配属部署が決まってもどの秘書があたるかはぎりぎりまで決まりません。
人事が正式に連絡してくるのは、前日だったりします。

(たいてい月曜日から替わるので前の金曜日に通知が来たりします
決定されるまでにはいろいろ詮索があったり陰で政治的な駆け引きがある場合も・・・

さて、2年前のローテーションの時のこと・・・

私の上司4人のうち、弁護士一年生のアレンが別の部署に異動する予定でした。
通常ならアレンの代わりに別部署からやってくる同レベルの弁護士一年生があたる筈です。

新しく部署に入って来る弁護士一年生はディビッドとメリッサの二人。
来週からの新しい上司はディビッドかな、メリッサかな?
それとも3月まで待って司法修習生の面倒を見ることになるかな?

そんなことを考えながら金曜日の朝に出社すると人事から「折り返し電話して」というボイス・メッセージが入っていました。
「誰になるかな~」と思いながら人事に電話をすると出ません。
何度かけなおしても・・・出ません。
メールを出しても、返答が来ません。

人事が部署内の他の秘書達とひっきりなしに電話で話しているのは察せましたから、不在でないことは確かなのに・・・
何か私と話すのを避けているようです。

そのうちお昼近くになって真相がわかってきました。
アリシアがシニア・アソシエートのジェレミーの秘書をやるのはもう懲り懲りだ、この機会に他の弁護士と替えてくれと人事にかけあっているというのです。
アリシアは優秀なベテラン秘書です。
そのアリシアが1年で匙を投げたジェレミーは、聞く所によると前に所属していた法律事務所でも彼の秘書探しに苦労していたという専らの噂でした。
部署内の秘書達はいつもアリシアの愚痴を聞かされていたので、当然誰もジェレミーの秘書を引き受けようという人はいません。
人事が他のベテラン秘書達2、3人に打診したようですが皆NO!と言って断っているらしいことがわかりました。

うわわわわ・・・
なんかすごいイヤな予感です。
まさか私のところにお鉢がまわってくることはいくら何でもありえないはず・・
ペーペーの弁護士一年生の代わりに多忙なシニア・アソシエートをあてがわれるなんてワークロードを考えても普通ありえません。
それにジェレミーが不人気な理由の一つはネイティブでも手を焼くほどデクテーションがひどいからであって、ディクタフォン が苦手な私とは誰がどう考えても最悪のコンビです。

でも・・でも・・
なんで人事はお昼になっても私に新しい弁護士の連絡をしてくるのを保留にしているのでしょうか?
秘書達の政治的かけ引きの犠牲にはなりたくありません。

早いところ人事と連絡をつけてすっきりさせなければ・・・

人事に電話します。

プルルルルル プルルルルル プルルルルル プルルルルル プルルルルル プルルルルル

出ない・・・

プルルルルル プルルルルル プルルルルル プルルルルル プルルルルル プルルルルル

無視されてる・・・

もしや、不安的中?


つづく

浦野 啓子, 村上 直子
ツライ職場を乗り切る話し方

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December 16, 2005

ホット・ポテト

テーマ:海外で働く
皆さん、Hot Potatoって何のことかわかります?
まあ、アルミなんかに包んで焼いたあつあつの芋のことですがねえ・・・
熱いんですよ・・
あちちち・・・
持ってられません。
持ってられないからポンと隣の人に放る・・・
受け取ったその人も、あちっ あちちち・・・
持ってられないから前の人に放ります・・・
こうやってヤケドをしたくない人の輪の中で あち~ホットポテトの放り合いが延々と続くわけでございます。
このホットポテト、もう誰も放り返す人がいない状況の最後のぎりぎりにワタクシのところにまわってきてしまったのですよ。
貧乏くじを引かされたのでございます。
そのホットポテトとは・・・
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December 15, 2005

クリスマスパーティー

テーマ:海外で働く
このところ連日連夜寝不足が続いております。
昨日は部署のクリスマスパーティーがありました。
会場はパーラメントハウスの中の一角の昔「金塊」保管所だったところ・・・
お客は私達だけのプライベート・ファンクション。
部署のパーティーでは一般の人がなかなか行けないような場所に行けます。
今回はかなりワインに力を入れているところと見えて
最初のドリンクでスパークリングワイン2、3種、
前菜でキャバルネ・ソヴィニョンとシャルドネ、
メインでシラーズ2種、
この段階で一人当たり最低4つのグラスが並んでるわけでテーブルの上はなんだかものすごいグラスの山でした。
パーティーの談話を最低5、6回はさえぎられ、そのたびにソムリエがくどくどとワインの説明をするのにはちょっと閉口いたしましたが、ワインは本当にアロマも味も良いものでしたよ。
(な~んて私はほとんどゲコに近い人なのでちっともワイン通ではありませんが、味見程度にしか飲めないなりにまずいワインは絶対受け付けられないタイプ・・・)

こんな状態だからデザートももちろんワインを延々と楽しむためにチーズとナッツ。
ここで素晴らしいビンテージワインのご登場。
まあ、選んだのは弁護士さんですからねえ・・・
でも秘書の間では「レモンタルトはどこよ?」の声も・・・
雑魚社員の庶民としてはやはりデザートは甘いものでしめたい・・・
まあ、私としましてはチーズも嫌いじゃないしどっちみち胃のスペースがもうなかったからどうでも良かったんですけどね。
前菜は別々に調理されたホタテが3種出てきたんですが、隣に座っていた肉を食べないアン が全部食べちゃった後で、私余計なことを言ってしまいました。
最後に食べた3番目のホタテが限りなく白に近いベーコンに包まれていたことを・・・
ごめんね、アン。私が言わなかったら気づいてなかったのにね・・・

後半はテーブル対抗でクリスマスソングを熱唱(?)したりしたのですが、最後のテーブルが「クリスマスの12日」の替え歌を内輪向けに作ってけっこう受けていました。

クリスマスの12日目は
11人のクライアントが待ってる
10人の秘書がランチ中に飲んでる
9人のパートナーがクライアントと会食
・・・・
7人の弁護士が出向中
・・・・・
5~人の弁護士があああ~
・・・・・
3人の秘書が請求書作成


(はい、内輪受けです・・・)

優雅に楽しくやってるように思われるかもしれませんがクリスマス前はひーひー言ってるんですよ。
土壇場でパーティーに出られなかった弁護士もいますし・・・

だいたいクライアントさんは自分達がホリディに行く前にきれいさっぱり片付けておきたい!!という人や自分のホリディ中にやっておいてね♪ という人が多いですからなかなか大変なんです。


さて、明日は事務所全体のクリスマスパーティーです。
事務所のパーティーは毎年テーマが決まっている仮装大会です。
今年のテーマは「アラビアン」
週始めにはこのオフィスのスタッフ全員宛のメールがあってくれぐれもパーティーでハメをはずしてもめごとを起こさないようにセクハラなどに関する社内規定を再読しておくようにとのお達しがありました。

それから今週金曜日は特別カジュアルフライデー扱いにするけれども、仮装パーティー用の衣装でそのまま出社してムダにビルの警備員の肝を冷やすことをしないようにとの注意も・・・。
なんといっても「この国」の「この都市」の「このオフィスビル」、テロリストのターゲットになってるという報道があったばかりで、最近警備員が増員されています。
クリスマスショッピングの大きな買い物袋提げてビルに入ってもじろって怖い顔で見られるくらいですから、ターバン巻いてうろうろされちゃあ警備員もたまらないでしょう・・・
それはそうと、明日何を着ればいいのか・・・まだ決まってません。
さあ、どうしましょう・・・


ロバート・サブダ
クリスマスの12日
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December 08, 2005

人事査定の怪

テーマ:海外で働く
弊事務所のノンリーガル社員の査定評価は以下のような仕組みになっています。

1.査定する上司と査定される部下のそれぞれが一年の仕事を振り返ってスキル評価、達成事項、改善案などについて査定用紙に記入して人事課に提出します。

2,人事がチェックしてコピーをとった後で、上司の評価が部下へ、部下の自己評価が上司へ渡されます。

3,それぞれが記入した査定用紙を突き合わせて上司と部下が話し合いを行い、今後の努力目標や研修等について合意した事項を更に別の用紙に記入署名して人事課に提出します。

複数の弁護士のお世話をしている秘書の場合、一年以上一緒に働いている一番シニアの弁護士が査定をすることになります。
しかし超多忙なパートナーを長年勤めているシニア秘書等は、時間がないと言って人事に泣きついて免除してもらう人もいます。
実際10年以上も同じ弁護士について毎年毎年同じ仕事をこなしているベテラン秘書にとって「今年の新たな目標を書け」なんて言われても困っちゃうんですよね。
そもそも秘書にキャリアアップの道なんて示されていないんですからムダと考える人も多いのです。

私がポジションを変わる一年前の査定はウィルニコレッタ が共同で査定してくれました。
私にとってウィルが一番シニアのボスでしたが、ウィルの秘書を勤めてまだ一年以上経っていなかったからです。

ウィルとニコレッタとはとても良い人間関係にあったので、査定のミーティングといっても近くのカフェに抜け出してコーヒーを飲みながら和気あいあいとしたものでした。

人事経由で受け取った査定用紙には良いコメントばかり書いてくれていました。
彼らは私が秘書のポジションから抜け出してもっとスキルを活かせる仕事につきたいことを知っていて「応援するから」と励ましてくれました。

さて、カフェからの帰り際、ニコレッタが「ちょっとオフィスに寄ってって」と手招きします。

そして「そこドア締めて」と合図します。

何か内緒話があるようです。

「どうしたの?」と聞くと

「査定の件でちょっと耳に入れておいてほしい事があるのよ」と言います。

「実はね、あなたが受け取った査定用紙には人事の手が入っているのよ。」

「えぇっ?」

「元々の用紙にはね、あなたのしている業務は秘書の範疇を大きく超えているものだからその分を正当に評価してきちんと昇給すべきだってことを書いてたの。
その部分、人事が勝手に削除したのよ。」

「!!!」

「ウィルの不在中に人事からの電話を取り次いだことあったでしょう? 
そのあと私にまわしてくれた電話よ。
あの時に人事は査定用紙に給料の事を書くのは控えて欲しいって言ってきたのよ。
その部分を削除して再提出してくれないかって・・・」

ニコレッタは続けます。

「そんな決まりはどこにも書いてないし納得出来るような説明を求めたんだけど、とにかく困るから削除してくれないと受け取れないと言い張るわけ。
私はそれが必要だと思うから書いたんであって訂正する気は全くない、そんなに削除したいのなら自分たちの責任で勝手にやって欲しいといって突っぱねたの。」

そんな裏事情があったなんて・・・
それにしてもニコレッタ、私のために人事にけんか売ってくれてたなんて・・・

「事務所は社員一人一人の立場なんて考えてないし面倒なんて見てくれない。
結局私たちは頭数にしかすぎなくなっちゃったのよ。
自分の身は自分で守らなきゃ・・・
これは他言すべき事じゃないけど、こういう背景があったことをあなたには知っておいてもらいたかったのよ。」

私は何と反応して良いのかわかりませんでした。
人事課に対する反発はあまり感じませんでした。
所詮、予算決定の権限などなく経営陣から示された数字の範囲内で割り振りするしか策がないのだろうということは推測出来ましたから・・・

私以上に憤慨してくれたニコレッタの優しさに大感激しながらも
合併後に社内を覆い始めた絶望的な閉塞感に息がつまりそうでした。

4ヶ月後に次年度のお給料の発表がありました。
お給料が高めのシニア秘書の多くが給料据え置き措置となり頭打ちにされました。
今までで初めてのことでした。
消費者物価指数は昨年比3%程度上昇していましたからその分実質減給でした。
私のお給料は微々たる増額でしたが、消費者物価指数の増加率よりは低いものでした。

そもそもパイがなかったのです。タイミングが悪すぎました。

弁護士秘書の数減らしを謀る事務所の意図は見え見えでした。
オツボネ秘書に退職金を出して解雇するより自ら辞めて行ってもらおうという魂胆です。
弁護士秘書にもう未来がないのはハッキリしていました。

誰もがアンハッピーで士気も下がり、秘書が三人寄れば愚痴大会になるような暗鬱な雰囲気が社内に蔓延しました。
焦りだけが募って行きます。

静かなる戦いが始まりました。

梅森 浩一
「査定!」論。

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December 02, 2005

天引き寄付

テーマ:海外で働く
弊事務所では今年度からNGO団体等への寄付がお給料からの天引きで出来るようになりました。
Matching Systemといって社員が払った寄付の金額と同額を事務所側が上乗せしてくれるのです。

この新しい制度を利用すると例えば毎月5000円自分が出すとすると、10000円の寄付が出来る事になります。
事務所もなかなかニクいことをしてくれますね。

さっそくどんな団体に寄付が可能なのか一覧表を見てみたら、コミュニティー関係、教育・児童福祉関係、医療関係、環境保護、動物保護、文化芸術振興などのジャンルに分かれてかなりの団体が記載されていました。

残念ながら私が既に毎月3000円寄付しているフォスター・プランはリストに入っていませんでした。
(せっかく月3000円の寄付が6000円になるかしら? なんて一瞬期待したのですが・・・)

かといってこの制度を全く利用しないのはなんだかもったいないので、我が家の主夫にふってみました。

「ねえねえ、うちの事務所でこんな制度が導入されたのよ~。あんたの代理で寄付してあげるからさ、寄付したい団体と金額選んでよ。」

(まあ、どうせ税金控除になるんだし、今年もちょっとはお給料あがったし、ちょっとは還元しといたらそのうち彼の仕事運も開けるかもしれないしな・・・)

万年無給に近い余裕のない彼・・・ずいぶんと悩みながらもやっと決めました。

アムネスティ・インターナショナル の活動に一番共感できるからそこにする」

「OK、で、月いくら寄付したいの?」

「うーん、1000円」

「1000円・・・だけ? 3000円・・・くらいでもいいんだよ。税金控除になるんだし・・・」
(申込用紙に月1000円と記入するのがちょっと恥ずかしい見栄っ張りの私・・・)

「だって会社が1000円上乗せしてくれたら月2000円になるんでしょ。充分でしょ。」
(それはこの国の国民の平均的感覚なのかうちの夫個人の感覚なのかを知りたい・・・)

「あっ そっ あんたがそれでいいんなら、じゃ、1000円ね」
(まあ、気持ちの問題だしね・・・月5000円以上の金額言われたら困ってたしね・・・)

ということで今年7月から月々1000円の夫の代理天引き寄付を始めました~。
自分で振り込み手続きしなくても良いのは便利ですよね。

日本でもこのような制度を導入している会社はあるのでしょうか。





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December 01, 2005

仕事が楽しいと思える時

テーマ:海外で働く
どちらかというと仕事はいつも惰性でやっている私ですが、楽しいな~と思ってやっている仕事がひとつあります。

この仕事、実は私のJob descriptionに書かれている職務ではありません。
私が自主的に始めたお仕着せのお仕事です。

いったい何をやっているのかというと毎週一回ランチタイムに弊事務所の日本語ができる若手弁護士3人にビジネス日本語を教えているのです。
そのうちの一人は来年から日本の法律事務所に長期出向予定なのでレッスンにも気合いが入ります。
高校時代の交換留学でため口がクセになってしまっているので丁寧語を身につけてもらうのはなかなか大変です。

会社から頼まれてもいない仕事をなんで自分のランチタイムを削ってまでやっているのかというと・・・

私って用意周到なところがございますからね・・・

まあ、首になった時のために職歴の幅を広げておくのもいいかなと思ったりしましてね。

「法律事務所で弁護士にビジネス日本語教えてました」って履歴書に書けると今後の選択肢が増えるかなと・・・(笑)

弁護士相手に先生気取りできるってのもなかなかいい気分ですし・・・(笑)

でもなんといってもやっぱり楽しくてやりがいを感じられるからです。

忙しい弁護士達ですが、学習意欲はとても旺盛でちゃんと予習復習してきてくれるので教師冥利につきます。
知的好奇心を満たしてもらえるように、ライブドアの敵対的買収だとか、カネボウ会計監査粉飾事件だとか、郵政民営化参院否決による内閣解散といった時事ニュースの記事を取りあげながら株の持ち合い、接待、根回しなどの日本のビジネス文化もあわせて紹介したりしています。
ついついあれもこれもと欲張ってしまい一時間で教えられる以上の内容を詰め込んでしまうのが私の悪いところですが・・・
でも優秀な弁護士さんにはちょっとチャレンジングなくらいのレベルが刺激があっていいようです。

本来の職務ではない日本語教育が一番楽しいってのもちょっと問題なのですが、やっぱり相手に喜んでもらってるのが見える仕事って楽しいし頑張れるんですよね。

しかし本来の職務も楽しめるようにならなければ・・・・

オフィスで使える! マナーも身につく! ビジネス日本語(1)内定者編

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September 02, 2005

オフィスツアー

テーマ:海外で働く
今日はワタクシは一日ガイドさんになりました。
たま~になんですけど、弊事務所を見学に来られる日本人の方がいらっしゃるんですね
調査研究のために海外派遣された裁判官の方や視察旅行に来られる司法書士のグループなど司法関係の方をご案内することが多いです。
本日来られたグループは大学教授に率いられた学生さんグループ。
事務所内の図書館や会議室やメール仕分室、他オフィスとビデオ会議が出来るセミナールームなどをぐるっとご案内して、あとは会議室でお飲み物をお出しして、日本語の出来る弁護士と歓談していただきました。
たまにこういう息抜き的な仕事っていいもんですよね。
金曜日の午後にぴったりな仕事ですわん。
最後に日本からのお土産までいただいちゃって・・・
いや~、突然遭遇する忘れかけていた日本の風習。
もう8年もこちらにいたらそんなの期待しなくなってますからねえ。
なんか嬉しくなりましたよ。
素敵なスカーフ、大切に使わせていただきます~。
もっと日本のツアー団体来ないかしらん。
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August 31, 2005

在外選挙

テーマ:海外で働く
選挙が近づいておりますねえ。
こっちじゃ投票は今日からですよ、今日から
昨日が公示で今日いきなり投票開始でございますよ。
だいたい海外に在住しておりますと日本の情報へのアクセス量もめちゃめちゃ少ないわけですから地元で誰が立候補して新党はどうなっていてなんてことを調べるのにも時間と根気が人一倍いるわけですよ。
なのに投票は日本在住の方々よりも早く済ませなければいけないのでございます。
投票所は総領事館です。
投票期間は今日から来週の月曜日まで。
夜間は開いてないので金曜日のランチタイムにでも投票してこようと思っています。
私がこちらの国に来たばかりの頃はまだ在外選挙は出来なかったのですが、それからまもなくして可能になりました。
嬉しくなってすぐ「在外選挙人証」発行申請手続きをしましたよ。 (←新しものずき)
引っ越してきたばかりの頃は日本の将来を憂える日本人そのままであり、この国の政治には無関心に近いものがありました。まあ、でも長年住んでいるとこちらの政治家の名前や顔もそれなりに覚えるし、興味を持ってくるようになるし、しまいには口も出したくなってしまうもんでございますね。
周りの外国出身者たちを見ておりますと、この口出ししたくなった時が国籍を取得しようと考える契機になるようでございます。
(ちなみにこの国の選挙は強制投票でして、投票しない国民はペナルティを受けます。)
日本政府は二重国籍を認めていないので私は日本国籍のままでいるつもりですがね。
でも日本の国内問題にはやはりだんだん疎くなっていきますよ。
私がこちらにいる間に郵便番号が7桁になったり、休日や祝日が変わったり、省庁名が変わったり、けっこうついていくのは大変です。
前回の総選挙の時はきちんとリサーチする余裕がなかったのでパスしちゃいました。
でも今回は行くつもりです。
ダイヤルアップ接続の身にはつらいですが、インターネットで着々と下調べをしております。
TVや新聞で簡単にいろいろな情報が入ってくる日本はいいよな~・・・・
と思っていたらなんだか今回はTV等は偏ってるので見ないほうがかえってマシみたいですね・・・
日本のメディアもアメリカ化してきてるのですね。 
(もともと役立たずとはいわれてましたが・・・)
まあ、弱腰メディアがあえて言わないことも言ってるサイトも参考にしながらワタクシはお勉強しておりますよ。
郵政改革は不可避だと思うけど、現民営化法案には疑問を持っているワタクシといたしましては、いろいろな意見を読んで自分なりに納得のいく判断をしたいと思います。
海外在住者は日本の外にでてみないと容易に見えてこない日本の姿というものを見ております。
日本の内側のことには疎くなるけど外側のことには敏感になってきます。
日本に住んでいたら、やっぱり景気だとか地元の発展だとか自分との利害関係を優先して選挙投票をする人が多いと思いますが、海外に住んでいる人はある意味そういうことから解放されています。
国内に住んでいる人が優先順位の最後にしそうな対外政策などが優先順位にあがってくることも多いでしょう。
だから「世界の中の日本」という視点をもって自分の損得勘定抜きで日本の将来のために投票する海外在住者の票はある意味、貴重だと思うのですよ。
今回は票を無駄にしないように近日中に投票してまいります。
海外在住者の皆様、もう投票は済ませました?
鈴木 邦成
郵政民営化で始まる 物流大戦争 - 売上高24兆円の超巨大複合企業が動く!
荒井 広幸
郵便局をアメリカに売り渡すな―郵政民営化を狙うグローバリズムの罠

追加: 選挙後に見つけた興味深い裏話 「森田実の政治日記

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August 05, 2005

有給休暇

テーマ:海外で働く
今日はお給料日!
給与明細を見ると私の有給休暇は20.38日分貯まっておりました。

こちらではAnnual Leave(年次有給休暇)は年間4週間分出るんですよ!
これは法律で保証されております。
この国、やはりまだまだ労働者天国です。

日本にいた時よりもずいぶんと増えて嬉しいんですが、相変わらず全部使い果たしてしまう私です。
日本時代は海外旅行で毎年有給を使い切っておりました。

こちらに移住してからは隔年ごとに夫の仕事付き添いと私の帰省を順番で繰り返していますので純粋な休暇はもう何年もとったことがないような気がします。
4週間に増えても足りないものは足りないです・・・



弊事務所ではその他にSick Leave, Family Leave, Study Leave, Compassionate Leave, Religeous Leaveなどが設けられています。

Sick Leaveは初年度が5日間で、次年度から8日間に増え、翌年に繰り越し出来ます。
1日だけの病欠なら医師の診断書は要らないので仮病を使う人もわりと多いですよ。
私のSick Leaveは多分1ヶ月半分くらいは貯まっていると思います。

Family Leaveは介護休暇みたいなもので病人や産婦の介護や付き添いのためにとることができます。

Study Leaveは会社が奨励して仕事と関係ある勉学をしている際にとれる、秘書には縁がない有給です。

Compassionate Leaveは忌引で1日もらえるのですが、私の父の時には日本に帰らなきゃ行けないってことで事務所のはからいで特別休暇を2日つけていただきました。

Religious Leaveは宗教行事に参加しなければならない時のための休暇です。
クリスチャンの場合だとクリスマスやイースター自体が国のお休みになっていますが、例えばギリシャ正教とかユダヤ教だとイースターにあたる日にちが微妙に違うのでそのためにわざわざ自分の休暇をつぶさなくてはいけないことに配慮したものです。
このReligious Leaveは3年前にはじめて導入されました。
私は法事で帰省する時にちゃっかり使わせていただきました♪

有給休暇がない場合、状況次第では無給休暇を申請して認めてもらえることもあります。
911テロ事件による空港封鎖で足止めを喰らって帰れなかった時、有給が残っておりませんでしたので5日間の無給休暇を認めてもらったことがあります。
産休は無休で12ヶ月までです。

パートナー弁護士ともなるとSabbatical Leaveというのがもらえるのですよ。
これはいわゆるリフレッシュ休暇で優雅に3ヶ月くらいとれます。
普段朝から晩まで忙しく働いてストレスたまり放題のパートナー弁護士には確かに必要だと思います。

例えパートナーでなくても弁護士の仕事は一般的にプレッシャーの多い仕事で、定期的なリフレッシュは必要です。
弊事務所にはストレスに弱い神経過敏な女性弁護士がいて、彼女には「3ヶ月おきに1週間の有給を必ずとること」という社命が出ているというゴシップを聞いた事があります。




あ~、私も欲しいリフレッシュ休暇!


ノンリーガルの雑魚社員の場合はSabbatical Leaveはもらえませんが、10年間勤続すれば約2ヶ月分、15年間勤続すれば約3ヶ月分のLong Service Leaveがもらえます。有給未消化で退職の場合は未消化日当分が支払われるので10年以上働いてから辞めるとおいしいです。

10年勤続まであと2年半。

うーん、ちょ~っとムリそうかしら。

安西 愈
新しい労使関係のための労働時間・休日・休暇の法律実務

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