May 17, 2005

法科大学院サバイバルへの道

テーマ:業界オモテウラ

米国系ロー・ファームをお手本にして鳴り物入りで始まった日本の法科大学院がいよいよ来年第一期卒業生を出しますね。

著名校で講師を務めていらっしゃる外国人の先生方によりますと、日本人学生の皆さん、非常にハイレベルで勉強熱心で素晴らしい!とのことでございます。
ただし、第3期生以降も同レベルを期待出来るかは疑わしいとのカッコつきでございましたが・・・

ことの始まりは、「このボーダーレス時代に欧米系弁護士とまともにわたりあえる日本人の国際渉外弁護士があまりにも少なすぎる、もっと国際舞台で使える日本人弁護士を増やせ」と経済界が政府に圧力をかけたからと勝手に理解しております。

そこで法科大学院を作ってみた
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卒業生の8割近くが新司法試験に合格するはずだと謳われた
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法科大学院乱立、新司法試験の受験資格者増加
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受験者増加しても合格者は増やせない(研修施設不足)
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合格率見込み激減

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法科大学院の生き残りをかけて試験対策のカリキュラムを組まざるを得ない
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国際渉外法務の実用的な勉強が減ってしまう
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欲しい人材が育ちそうもないので経団連鳴りをひそめる

今の現状はだいたいこんなところだと思います。

そんなこと言ってる間にも法改正により今年4月から外国法律事務所が(日本国内で)日本人弁護士を雇うことができるようになったりして外弁事務所による日本の法曹界乗っ取り作戦市場参入はじわじわと進んでおります。

欧米系弁護士余ってますから・・・
競争過多ですから・・・
16世紀のカトリック教会みたく新天地求めてますから・・・

日本の法曹界の皆さん、頑張って下さいよ~
その間に私は寄生を頑張ってますからね~(そこの君、寄生を正当化するんじゃない!)

著者: 村上 政博
タイトル: 法科大学院―弁護士が増える、社会が変わる

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コメント

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4 ■不公平な世の中

これについては明日別の観点から記事を書きたいと思います。

3 ■まったく、まったく

つくづく不公平な世の中です。

今、ブログを探索中。ふらふらうろついてます。では、ここら辺で失礼しますね。

2 ■藹さんへ

企業向けでもホントぼったくりだと思うことありますよ~。インフラ整備とか民営化とか大案件だと億単位の請求したりしますから弁護士費用がプロジェクトの進行自体に響いたりする場合も・・・

司法改革のもう一つの要として弁護士の足りない地方にも弁護士をいきわたらせることとか言われてますけどどうなることやら。医者も同じだけどつくづく不公平な世の中だと思います。

1 ■詳しくはないのですが

弁護士費用って高すぎる気がするんですよね。
困った人が弁護士を訊ねるのに、30分話するだけで、数万円とられるなんて。それで、駄目って言われてもねえ。それでも一般人相手にしても食べて行けないとかで企業ばっかり相手にして。

日本の法曹界も少しは変わって欲しいのですが(小難しい手続きばかりが先行している気がします)
食えない弁護士がたくさん溢れたら、市井にもこぼれてくるんですかねえ。
ちょっと痛い目にあったとき、弁護士は市民の味方じゃないと思い知りました。
訴訟天国になるのは、本意ではありませんけど、日本はもう少し開けてもいいと思います。

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