昔から犬は白黒で世界を見ているといわれていました。
犬に直接聞くことができないのに、
なぜそのようにいわれているのでしょうか?
目の網膜にある視細胞には2種類あり、
1つは色は見分けられけど、明るくないとはたらかない、
錐体細胞(色をはっきり見分けられる、ニワトリなどに多い)
もう1つは色は見分けられないけれども、暗くてもはたらく、
かん体細胞(夜行性の動物に多い)です。
犬には、かん体細胞(白黒の細胞)が多く、
錐体細胞(カラーの細胞)があまりないので、
白黒でしか見えないといわれてきました。
ところが、犬に、白黒映像ではまったく同じ色に見える
赤いボードと青いボードを見せ、
どちらかのボードに行くとご褒美をもらえる
という実験をすると、
赤、青を正確に見分けられるようになります。
こういった実験から、
犬はまったくの白黒の世界に生きている。。
わけではないことがわかってきました。
なるほど!
犬の世界も色があったんですね♪
ちなみに、猫も
赤と近紫外線の二原色の
色覚をもっているらしいですよ。