1週間前に旅のお供に手に取った「かあちやん(重松清著)」を昨日読み終えました。
いじめを苦に自殺未遂して転校していった同級生のことを「忘れない!」について、いろいろな同級生の視点から書かれていました。
私は、この本を手に取り、2、3ページめくった時に「読んだことある!」と分かったのですが、読み終えて分かったことが、もう一つありました。
それは、10年ほど前にこの本を読んだ時は、同級生たちのいじめが陰湿で、半分ほどで読むのを辞めてしまったということ。
お導きがあったのかは分かりませんが、私が今議会で「ひとりの市職員の逝去について」一般質問をさせて頂いたのは、ひとりの市職員の逝去を「絶対に忘れない!」という思いからでした。
以下「かあちやん」の一部を引用させて頂きます。
でも、僕は知っている。今度の学校にだって、いじめはある。いじめられている生徒が僕みたいに自殺を考えるほど追い詰められていないから、おとなが気づかないだけで、悔しさや悲しさを背負ってキツい毎日を過ごしているヤツは、やっぱり、いる。
どうして、ひとはひとをいじめるんだろう。どうして、いじめはなくならないんだろう。「いじめをやめろ」「いじめられても死を選ぶな」と言うおとなたちは、誰も、その問いに答えてくれない。