今回は、東京都庭園美術館へ。
現在、こちらでは、
今年の春に開催された “アール・デコの館 ―庭園美術館建物公開―” に引き続き、
東京都庭園美術館の建物そのものを紹介する恒例の建物公開展~冬ver.が開催中です。
“東京都庭園美術館建物公開―朝香宮のグランドツアー” と銘打たれた今展覧会は、
この建物が完成するまでのきっかけとなった朝香宮夫妻の渡欧生活に焦点が当てられていました。
・一人前の紳士となるべく渡欧した朝香宮鳩彦王
・朝香宮鳩彦王がパリで巻き込まれた自動車事故
・朝香宮夫妻がアール・デコ博覧会で出会った芸術家たち
そんな夫妻の旅先でのエピソードが、
写真や、絵葉書や日記などを中心に紹介されています。
2階フロアをまるまる使って行われたこの展覧会。
正直なところ、僕にはビミョ~でした (笑)
朝香宮夫妻のファンでも何でもないので、
旅行先の写真や、買ってきたお土産、旅行に持って行った鞄などを観ても、特に感慨が沸かず…。
(ラリックの作品など、一部例外はありますが)
むしろ、これらの展示が行われていたことにより、
2階が撮影不可となっていたのが、何よりも痛かったです。
この恒例の建物公開展の一番の魅力は、
何と言っても、普段は禁止の写真撮影がOKとなっていること。
今回の展示に限っては、それを楽しみにして行くと、肩すかしを食らうことになります。
飛ばない豚は、ただの豚。
写真撮影を許可しない建物公開展は、ただの建物公開展です。
1ツ星。
とは言っても、1階の主要各室、2階ベランダ、3階ウィンターガーデンは撮影可能。
ここからは、撮影可能な場所で撮ってきた写真を紹介いたします。
まずは、小客室。
今回の展示では、渡欧のお土産で買ってきたというレコードが流れています。
ちょっと掠れているレトロな音源が、味があってイイです。
続いて、お隣の部屋にあった、衝撃のお土産品。
箱には、確かに “ペリカン” と書かれているのですが。
その中身は、どう見ても・・・。
ペンギンですよ (笑) !!
ペリカンとペンギン。
まぁ、似ていなくもないような…いや、似ていないような。
ただ、展示品名は、おそらく朝香宮さんに気を使って、
《置物≪三羽揃ペリカン (ペンギン) ≫ 》 となっていました。
こちらは、小食堂に置かれていた食器棚。
さりげなく、菊の御紋が彫り込まれています。
やんごとなき食器棚。
2階で唯一写真撮影可能なのが、ベランダ。
夕陽が射してきて、イイ感じに撮れました。
3階のウインターガーデンも、記念にパチリ。
と、建物に関しては以上ですが。
実は、12月27日まで、もう一つ見どころがあります。
それは、正面アプローチと日本庭園。
紅葉が美しいこの時期に合わせて、特別にライトアップされているのです。
正面アプローチは、こんな感じに♪
そして、日本庭園は、こんな感じに♪
表参道や六本木界隈の煌びやかなイルミネーションもイイですが、
今年のクリスマスイブに、このような趣のある和のイルミネーションはいかがでしょうか?
順位が上がれば、僕の顔がイルミネーションのように輝くので、
ランキングへのご協力もいかがでしょうか (笑) ?