誰が作っても、一緒の味になりますよね。
よっぽどのことがない限り。
ファミレスとかファーストフードだって、どこで食べても同じ味です。
それがレトルト食品やチェーン店のいいところなのですが。
簡単に見栄え良く、綺麗に作ることができる。
でもね、そういうものと手作りの料理比べたら、やっぱり手作りの料理の方が美味いわけで。
レトルトカレーより、市販のルウを使って作った方が美味いし、カレー粉調合して作った自家製のルウなら尚更でしょう。
もちろん、美味しく出来ればいうことないのですが、多少失敗しても何故か不思議とそれなりに美味い。
見かけは不細工かもしれないけど、市販品にはない味わいがある。
大切な人が、見栄えは悪くてもそういう料理作ってくれると、美味いまずい以上に何かが伝わってくる。
人が相手に伝えるメッセージ、っていうのも、そうものじゃないのでしょうか?
誰かが書いたものをコピペしたり、あるいは偉い人の名言なんかを引用して、立派に見える文章を作ることなんて簡単に出来る。
でもそれが、どんなに素晴らしいメッセージであっても、何か物足りないのですよ。
それこそ、表面上の意識はごまかせても、潜在意識レベルでは伝わってくるものは何も無いと思うのです。
それよりも、たどたどしい話し方とか、拙い文章であっても、その人のナマの声、肚の底から出てきたメッセージであれば、人の心を打つし、何かわからないけど伝わってくるものなのです。
自分の経験を自分の言葉で話すこと。
それが人を動かすメッセージなのである。