過払い額がいくらか知りたい! 利息の計算方法によって過払い額が変わる? | 仙台で債務整理をする前に、知っておきたい情報館ブログ | 久保巌オフィシャルブログ

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こんばんは

夜でもアーサーです♪


前回、過払い金の発生する仕組みをお伝えしましたが、

今回は、利息の計算方法についてお話します。


みなさんは、利息の再計算を行う場合、

大きく2種類の計算方法があることをご存知でしょうか?


そして、この計算方法の違いによって、

過払い金が大きくなったり小さくなったりする

ことがあることをご存知でしょうか?



さて、具体的計算方法ですが、

ひとつは元金に優先充当する計算方法「元金優先充当」で、

もうひとつは利息に優先充当する計算方法「利息優先充当」です。


当事務所では、

過払い請求権者にとって有利な

「利息優先充当」を「有利計算」


過払い請求権者にとって不利な

「元金優先充当」を「不利計算」

と呼んでいます。



では、どのような違いがあるかについてご説明します。


利息優先充当(有利計算)は、

利息の再計算によって過払い金が発生している状態で

さらに借入を行った場合、

これを第一に「過払い金利息」、

次に「過払い元金」の順に充当する計算方法です。


この計算方法が過払い元金が最も大きくなり、

利息を含めた合計額も最も大きくなります。


もうひとつの計算方法

元金優先充当(不利計算)は、

利息の再計算によって過払い金が発生している状態で

さらに借入を行った場合、

これを第一に「過払い元金」、

次に「過払い金利息」の順に充当する計算方法です。



では、なぜ利息優先充当(有利計算)が

過払い請求権者にとって有利かというと・・・


例えば、

過払い元金20万円、過払い利息10万円、

という状況で1万円の借入を行った場合を考えてみます。


1年間で5%の過払い利息が発生すると考えると、

本件では20万円の元金に対して

1年間で1万円の利息が発生することになります。


先ほどの借入額1万円を利息に充当した場合には、

翌年度も元金が減っていないので、

1年間で1万円の利息が発生します。


ところが、先ほどの1万円を元金に充当すると

過払い元金が19万円となり、

1年間の利息は9500円となります。


これを長期間続けた場合でも、

利息優先充当では過払い元金は20万円から変わりません。

しかし、元金優先充当では過払い元金は徐々に減っていきます。


そこで、長期間にわたり借入と返済を繰り返していた場合には、

金額に大きな差が出ることになります。


また、完済してから長期間経っている場合にも

元金が大きい方が利息が大きくなるので

2つの計算方法による差が広がることになります。



一方、上記からもわかるように、過払い金発生後、

新たな借入があった場合に差が生じることになるので、

過払い金が発生した後に新たな借り入れをしていない場合

初回に借り入れた後は返済だけしているような場合には、

計算方法による差が出ないことになります。



ということで、

過払い金の返還請求をする場合には、

利息優先充当で計算した方が大きな金額になる場合が多いのです。



問題は、

専門家に依頼した場合に

どちらの計算方法で相手方と交渉しているかということです。


例えば、元金優先充当計算で元金80万円

利息優先充当計算で元金100万円の場合


元金優先充当で、

「元金の90%取り戻しました!」

という場合には、72万円の返還となり、


利息優先充当で、

「元金の80%取り戻しました!」

という場合には、80万円の返還となります。



数字のマジックですね。


同じ「返還率」でも計算方法によって金額が変わるのです。





ちなみに当事務所の場合、

当然有利計算での交渉をします。


しかし、債権者は任意和解の段階では

「元金優先充当」で行った結果に基づいて交渉をしてくるため、

「利息優先充当」で交渉するには訴訟を行うことになります。











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