
閑静な住宅街を歩いていると突如こんもりとした森が現れる。
それが「おとめ山」です。
ここはかつて徳川将軍家の鷹狩りの場でした。
したがって「おとめ山」を漢字で書くと「御留山」。
つまり「ここは将軍家の狩猟場であるから、庶民は立ち入るべからず!」という意味なのです。
「乙女山」ではなくがっかりしたのは僕だけではないはず。(笑)
では中へ入ってみましょう!

一歩足を踏み入れると、樹木や土の香りがほわっとしてきて、どこか遠く田舎の森へ迷い込んだような感覚になります。



ほのかに暗い森の中で、木漏れ日がキラキラと輝き、照らし出された土の茶や葉の緑の美しさに息を呑みます。






池の水は湧き水です。新宿区での数少ない貴重な湧き水口があるのです。

ここの池や川には生き物がたくさんいて、夏にはこども達が夢中でザリガニ釣りをする光景が見られます。僕も小さい時にはここでよく遊びました。
都会で暮らすこども達にとって、自然に触れられる貴重な場所なのです。

ホタル舎があります。湧き水を利用してホタルの養殖をしています。
毎年7月には「ホタル鑑賞会」が開催されます。
僕も子供の頃何度も行きましたが、闇の中で明滅するホタルの光はとっても幻想的です。


弁天池。亀がたくさんいます。春から夏にはカルガモの親子も見ることが出来ます。







去年の春には下落合アトリエのメンバーでこのおとめ山へ「風景画制作」をしに行きました。外で絵を描くのも、清々しくとても気持ちがいいものですよ!
四季折々の表情を見せてくれるおとめ山。
この辺りの人たちにとって大切な自然なのです。
下落合アトリエ ムラオ マサノリ