今日はお琴のお稽古の日。雨は上がっていたけど、自転車は濡れていたので、30分歩いて先生宅へ。

雨はどう?とか今日は自転車?とか言いながら笑顔で迎えてくださる。


まずは調の取り方からはじめる。

今は簡単に合わせられる便利なチューナーもある。

しかし柱を手で移動させ自分の耳で合わせる基本のやり方も練習している。

これがお琴を始めて半年の初心者の私にはなかなか難しい。大の苦手。できたらやりたくない!

が、そうもいかない。

今日はお稽古の3分の1近くの時間、調を合わせる練習をしていたように思う。


今日から新しい曲「楽しき朝」を練習。

曲が終わってから「練習、頑張ってますね」と言ってくださった。

先生は練習量がわかるんだな。今日だって行く前に1時間半練習していったし。頑張りを認めてもらえると嬉しい。




その後、また柱を動かして平調子に直し(・_・;

以前から練習をつづけてきた「さくら」「かぞえうた」「お江戸日本橋」を合奏する。


先生はすごく優しくて暖かい。先生が好き!先生の笑顔を見るとほっとする。


だけど、少しづつ厳しくなってきた。

作法も時々、注意し教えてくださる。


以前、お稽古を始める時、家に入った時に挨拶しただけで、練習に入ろうとした時があった。

すると稽古の前は手をついて頭を下げて挨拶するようにと、先生自らやりかたを教えてくださった。

それで終わった時も意識して同じようにするようにしている。


演奏中、つい「えーと」とか「あっ!」とか「間違えた!」とつい独り言がでてしまう。

そんな時、癖になって人前で言ってしまうといけないと注意される。


今日はお琴の爪をいれる「箱の蓋」を開けっぱなしにして机の上に置いて練習していた。

それを見た先生が、練習の途中なのに、蓋を閉めておくようにと言われた。

なぜなんだろう?で閉めたらいいのにと私は思っていた。人前で恥をかかないようにきちんとしておいた方がいいからと言われた。

演奏会に出る時のことを考えてのことのようである。


まだ、つっかえたり、間違えたりしてばかり。

1人で練習しているときはなんとか弾けたとしても、先生との合奏に気がとられて、間違えてばかり。どこを弾いているかわからなくなったりもする。

演奏会だなんて、今は考えられないけど。

半年後、一年後にはもっと上手く弾けるようになっていたらいいな。


お稽古が終わると、先生はいつも門のところまで見送ってくださる。

お庭にはいつも季節ごとの花が咲いている。以前は別な花がうえていた場所に、パンジーと葉牡丹が綺麗に植えられていた。


今日は手足を動かし、集中し緊張感のある充実した1日だった。