1ドルがまだ360円だった時代、世界を股にかけて飛び回った兼高かおるさんが

お亡くなりになりました。

 

訃報に接し、まず浮かんだのは、「兼高かおる 世界の旅」というTBSの番組です。

 

1960年頃から30年間放送された長寿番組ですが、

この最初期の放送をビデオと再放送で見たことがあります。

 

再放送の方は2008年。

BSチャンネルで初期のものを一挙放送しているのを偶然目にする機会に恵まれました。

 

ブログ(アメブロに移る前)でその話を書いたところ

初期のビデオを持っているという方が名乗り出てくださって、

第二回放送などという貴重な放映回を見ることができました。

 

 

今の旅行番組が貧弱に見えるほど、スケールの大きい

やや破天荒ともいえるほどの兼高さんの体当たりレポート、圧巻でした。

 

 

60年近く前、世界を縦横無尽に駆け巡った兼高さんには、

今の我々には歴史上の人ともいえる人たちとの交流がありました。



例えばサルバドール・ダリ。

兼高さんは実際にダリに会いに行き、歓待を受けます。

 

先日横尾忠則さんが講演会で、サルバドーレ・ダリに会いに行ったら

そっけなくされた、と言っていましたが、兼高さんには礼節ある態度で

臨んだ模様。


ご自身のナレーションによると、「ダリさんはお酒が飲めない、、、」そうで、

(ダリさん、、、、実際にお会いしてますからね)
彼女の前で祝杯を挙げる際、お酒に口をつける代わりに、お酒に指をひたして舐めて

乾杯の代わりにしたのだとか!


そしてご自慢の髭は砂糖で固めている・・といった特ダネまで(?)

入手したのです。

 

 

また、友人から教えてもらった内容によると、

チャールズ皇太子にも体当たり取材を敢行されたようです。

 


私が知人のビデオで見た第二回放映分バルセロナは、

サグラダファミリアの姿が印象的でした。

 

完全に工事現場。まだ完成からは程遠いのです。

大きな石がごろごろしていて、上部などは尖塔はあるものの寂しい限り。

 

 

日本人建築士の方の貢献があったせいか、その後あっという間に

加速して築かれていきましたね。

 

 

一つ残念なのは、貸していただいたビデオ「兼高かおる世界の旅」を

写真に一切収めていないこと。

 

また、再放送の録画も消去してしまいました。

 

 

TBS、また再放送してくれないかしら。

とにかく簡単に海外に行ける今とはあらゆる点で隔世の感。

兼高さんの行動力に敬意を表します。

 

そしてご冥福をお祈りいたします。

 

 

以下、8年も前に訪れたサグラダファミリアです。

 

その後聖年祭か何かの折に一気に仕上げられたので、

今に比べるとこれでも未完成ですが、

1960年あたりのサグラダファミリアに比べたら

立派な建物になっています。

 

 

サグラダファミリアへのアプローチをちょっと工夫して

一本道をどんどん尖塔目指して歩きました。

 

 

 

 

音楽のモチーフがいっぱい。

バイオリン、ハープ、フルート・・・の演奏者たちが

華やかに集います。

 

 

裏側は表とかなり違う、そのギャップが好き

 

 

ガウディのこねくりまわす作風とは一線を画す尖り気味のモダンアートです。

モチーフはクラシックな聖書の物語ですが、表現方法が斬新。

 

 

モダンな磔刑図。ヴェロニカが聖骸布を掲げているのが下方に見えます。

モチーフは忠実なんですよね。

 

 

 

 

ちなみに、↑このときバルセロナに行った理由は、

スペイン観光ではなく、ツール・ド・フランス観戦でした。

ツールはスペインにもたまに立ち寄ったりするのです。