こんにちはフィギュアスケート好き主婦kokoanです。


グランプリシリーズも、ファイナル進出の選手が決まりだし、いよいよ盛り上がっていくところなのだと思います。


フランス大会を振り返るに、男子はショートプログラムでの上位3人が、蓋を開けてみると誰も残っていないという結果に、まずびっくりでした。


日刊スポーツよりショートの上位3名↓

首位発進、中国のボーヤン・ジン選手
2位はエストニアのアレキサンドル・セレフコ選手
3位に友野一希選手

…個人的に3人とも好きな選手なので心弾み、このまま表彰台にいってくれても大歓迎だなと思っていました。

ISUほかインスタグラムより、ショートのボーヤン↓

ボーヤンは4回転時代を切り拓いた選手の一人として間違いなく数えられるスケーターだと思いますが、不調に悩むシーズンを重ねてもきました。

今、所属しているクリケットクラブには、もっと前から移籍したいと思っていた節がボーヤンにはありますが、タイミングが合わなかったのか、ボーヤンより先に、最初は入門を断られたジェイソン・ブラウン選手が入門することになった経緯があります。

念願のクリケットで、ボーヤンはスケートが好きという気持ちを失うことなく、チャレンジを続けているご様子、結果は奮いませんでしたが、続けてくれていることが私には嬉しかったです。

それに、フィギュアスケートはジャンプだけではないと常々、思っている私でさえ、ボーヤンのジャンプが成功した時のクオリティーの高さは別格で、未だ健在であることも今回、確かめることができました。


そのジャンプ以外の他の要素も成長させ、ボーヤンの個性が見える味わい深いスケートへと進化して、私は過去よりも今のそんなボーヤンのスケートが好きです。


今でもスパイダーマンのイメージがあるのか、お客さんからスパイダーマンのぬいぐるみをもらっていましたけど、人々の記憶に残る代表作を持つ選手は決して多くはありません。


そういう意味でもボーヤンは既に特別なスケーターだと思います。


ISUほかインスタより、ショートのセレフコ↓


彼のことは、じわじわ好きになり注目するようになりました。

滑りに様々なバリエーションを持ち、常に楽しませてくれるスケーターです。

このショートプログラムは、かっこよさ全開で、まさに目が釘付け!

私は恥ずかしながらあまり集中力がなく、選手の皆さんが一生懸命やってるところ申し訳ないのですが、見ながら他事を思ってしまうことがよくあり、フィギュアの動きの速さ細やかさを見逃してしまいがちなのですが、このセレフコくんの演技は他事が割り込む余地を一切、与えないしびれる演技でした。

ISUほかインスタより我らが友野くんのショート↓

股関節を痛めているとの情報がありましたが、動きにはそれと感じさせない迫力がありました。

友野くんは、ご自身でも以前おっしゃっていましたが、トップ選手には珍しくあまり怪我がなくて、私は丈夫な体であることも立派な武器だなと思ったことがあるのです。

友野くんの食生活を伺う機会があった時の記憶によると、ごはんは好き嫌いなく特にセーブしないでなんでも食べ、お菓子のような甘いものはあまり食べないとのことで、おそらくナチュラルに健全な食生活が営めているのだろうとお見受けし、友野くんの怪我が少ないことに多少の関係があるのではないかと感じていました。

そんな友野くんの珍しい怪我、あまり経験がないだけに今までにない調整の難しさがあったかもしれません。

↑こちらは、友野くんのオリンピックに賭ける並々ならぬ思いが伺える記事。


本当に私も、友野くんがオリンピックに行けたらどんなに嬉しいことだろうと思っているので、心から応援しています。


こちらフリーの友野くん(ロイター画像拝借)↓


ぬいぐるみを持ってるお写真って珍しいので、つい(笑)。


ちなみにショートでは大きなタコ焼きのクッションをもらっていましたネ。


怪我が一日も早く治りますように。


フランス大会を制したのはこちらお三方(島田高志郎選手インスタより拝借)↓

金メダル アダム・シャオ・イム・ファ選手
銀メダル 島田高志郎選手
銅メダル アンドリュー・トリュガシェフ選手

おめでとうございます!

お国はそれぞれ、フランス、日本、アメリカで、関係ない話ですみませんが、表彰台の3人のうち日本人選手の身長が一番、高いケースって珍しいなあと思ってしまいました(笑)。


高志郎くんのメッセージの最後、友野くんの怪我を気遣う優しさにジンときます。

お客さんが投げるぬいぐるみに、愛媛のゆるキャラみかんにゃんを見つけると率先して拾う高志郎くん、郷土愛もありそう。

ステファン・ランビエールさんインスタ↓
まるで子育てみたいな言い方になりますが、ステファンに愛情いっぱいに育てられた高志郎くんは、スケートだけでなく、人としても素敵なご成長を遂げられました。



2季連続のフリー、「死の舞踏」は、連続だけに滑り込みができ、そして高志郎くんのスキルや表現力であれば、きっと完成形は素晴らしいものになるはずです。

今回のグランプリシリーズ初表彰台をきっかけに、どんどん調子が上向いてこられるといいなと思います。

アダムくんは、ショートのジャンプミスで8位から上がってきての優勝。

4回転ジャンプが決まればショートでミスしてもごぼう抜きが可能なところ、バックフリップを入れるところは、イリア・マリニン選手との共通項を感じますが、荒々しい印象なのがどうも…。

申し訳ないのですが、全体に雑に感じられてしまい、1つのプログラムを突き詰めるのは退屈なご様子、そこもあまり共感できません。

私の好みの問題です、悪しからず。

日刊スポーツより↓

その点、トリュガシェフ選手のスケートは上品で私好み。

山田満知子先生も大切にされている上品さを、私もスケートに求めています。

トリュガシェフさんは、前々からお名前は存じ上げてましたが、演技を拝見する機会は少なめで、大技のイメージは薄いけれど、きれいなスケートが心地よい印象でした。

今回、表彰台の常連ではない選手が表彰台入りを果たし、点数のことを取り沙汰されるかたもみえるようですが、私はこういう試合も見る立場としては楽しく感じています。

点数より、見て感じ取れるもの重視なので、もちろん表彰台には届かなかった選手の中にもお気に入りのスケーターが何人もいます。

例えば…、

日刊スポーツより、イタリアのニコライ・メモラ選手↓

長身であることを上手く生かすことに成功しているスケーターだなと、見ていて感じ、この選手に共感するのは、フィギュアはジャンプだけではないというところを明言し、追求しようとしているところで、それでいて、ちゃんと4回転ルッツが跳べるところが、ジャンプが苦手な人の言い訳のように聞こえなくて格好いいなと。

やっぱり、4回転時代という現実を踏まえた時、ジャンプだけではないという説得力をジャンプ以外のところで持たせようとするのは、ある意味、4回転ジャンプを習得することよりも難しいことだと思うので、4回転ルッツもできるけど他の要素も伴っていないとというところにこだわりのあるメモラくんのスケートには好感が持てます。

日刊スポーツ、アメリカのカムデン・プルキネン選手↓

なかなか安定した演技が見られなくて歯がゆいのですが、私は以前からカムデンくんのスケートがとても好きです。

ご賛同いただける自信はありませんが(笑)、私は彼の滑りに宇野昌磨くんを見るのです。

あの重厚なスケーティング、体型的にもわりと似ているように見えますし、ジャンプの助走が短くてもきれいに跳べるジャンプにも魅力を感じます。

そして滑りに込める彼の感情に心を揺さぶられるのもカムデンくんのスケートの素敵なところ。

昌磨くんといえば、選手時代チャレンジして果たせなかった技がありました。

トリプルアクセルのセカンドジャンプに4回転を持ってくる大技です。

おそらく世界で初めて試合でトライした選手になるのではないでしょうか?

4回転からトリプルアクセルならマリニンくんが軽々とやってのけていますが、その逆の組み合わせは誰も成功していませんでした。

それを今大会でやり遂げたのは、カザフスタンの期待の星、ミハイル・シャイドロフ選手!


彼は、ジャンプが得意で、それ以外のところはこれからのお楽しみかなという印象の選手でしたが、その得意なジャンプを、誰にもできない組み合わせで成功させることで、自分のスケートを世界にアピールしたわけで、こういうチャレンジは喜ばしく、大歓迎です!

ところが、ジャッジの最初の判定が、4回転なのに3回転になっていて…後で訂正されましたが、ジャッジのかたがジャンプの回転数を見逃してしまうとは、なんと初歩的な、そして大きなミスなんでしょう…!

肉眼で確認する限界を今回の件でも感じました。

フランス大会の男子は、試合では何が起こるかわからないという出来事が盛りだくさんな内容だったのではないかと、振り返ってみて気づいたのでした。



次回は、フランス大会の女子、いってみたいと思います。


最後に息子弁当を↓

第94号は、自然光ならではの光と影。

第95号は細かなおかずがゴチャゴチャと(笑)。

第96号は、ゴロゴロしたおかずの集合体。

ふりかけは、のり玉だったり、ごまにんにくだったり、みそラーメンふりかけなんていうのもあります(笑)。

それではまた。