今回はキューバの宿事情について書いていきます。
キューバの宿は少し特殊で、観光客は主に"casa particular"という場所に泊まります。
(ホテルもありますが、だいたい$100~)
casaの目印はコレ!
casaは基本、キューバ人の家の一室に泊めてもらうシステム。
値段は10~25CUC(1CUC約86円)で、朝食、夕食付きの所が殆どです。
値段は滞在が長ければ安くなります。
僕が世話になったのは、LhovannaとGerardoの家。
旧市街では一番高いビルの10階にあり、この景色を見た瞬間、ここで生活しようと決めた。
ここで過ごした約二ヶ月は、本当に「旅と生活の狭間」という言葉がぴったりだった。
家を出る時はいってきます、いってらっしゃい。
帰ったらただいま、おかえり。
常に他愛もない会話で家は笑いに包まれていた。
決して種類豊富な食材があるわけでもないのに、帰宅すると毎日愛情たっぷりのご飯が待っていた。
帰宅が遅くなって、怒られたこともあった。
休日はお父さんと一緒に釣りに出かけたりもした。
子守りや家の手伝いもたくさんした。
そして朝が苦手な僕は、毎日叩き起こされていた、、、笑
毎日がハバナの日常だった。
いつしか宿と観光客という関係は崩れ、僕らは家族になった。
旅の中で「人に甘える」なんてなかなかできない。
でも、ここには家族がいる。
優しく、時には厳しく、愛を持って接してくれる家族が。
僕は予定していた一ヶ月のキューバ滞在を終え、一度メキシコへ戻った。
しかしその二日後、気付いたらまたキューバに向かっていた。
どんどんハバナを離れられなくなっていく。
キューバの文化以上に家族との時間が楽しくて、、、
ここでの時間は僕の宝物です。
「また行きたい」という場所ではなく「帰りたい」という場所になった。
キューバには僕が帰る場所がある。
最高に温かい家族がいる。
これからも地球のどこかに「帰りたい」と思える場所ができたらいいな。