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北区・王子駅のアロマテラピーサロン&スクール

アロマベーネ 川瀬裕子です。

 

今の季節、日に日に暗くなる時間が早まっていき、夏の明るさが懐かしくなります。

でも、長い夜は落ち着いた作業をするにはいいものです。

 

昨日のテレビ番組で認知症を予防するには、食事や運動よりも、読書がさらに効果的だといっていました。

 

家事をやりながらで、詳しくは聞いていないのですが、本を読むことは、内容を記憶し、考えたり、想像をふくらましたり、感情を動かしたりするので、よいのだろうと想像できます。

 

 

私は、本大好き人間だったのですが、スマートフォンを使うようになってから、電車のなかやちょっとした休憩時間にスマホを見て過ごしてしまうことが増え、前ほど本を読まなくなりました。

 

そんなことを思い、本棚の中から以前に読んだ本を手に取ってみました。

 

セラピストになって、カウンセリングの勉強の必要性を感じ、区の傾聴講座や上智大学で行われていたカウンセラー養成講座などに通った時期がありました。

 

そのころに読んだなかの1冊です。

 

 

テーマは、「アクティブリスニング」、積極的傾聴についてです。

 

傾聴に関する本はいくつか読んで、それぞれによかったのですが、この本の良さは別格で、読むことそのものが癒しの時間でした。

 

著者の鈴木秀子先生は、カソリックのシスターです。

 

86歳となった今も、悩みをかかえた人の話を聞き、終末期にある人の病床を訪ね、話を聞きます。

 

表題のコミュニオンとは、「愛による魂の絆」の意味であり、人間の奥深くにある人間存在そのものでつながり、調和して一つとなること、とあります。

 

そして、それを支えるのが「聞く力」だというのです。

 
人間同士の深い関わりをもつためには、聞く練習をして、聞く力を育てる必要があるといいます。
 
この本を読んだとき、いままで果たして人の話をしっかりと聞いたことがあっただろうかと思いました。
 
聞き方の原則は、ひたすら共感をもって聞くことに徹することで、
「批判しない」
「同情しない」
「教えようとしない」
「評価しない」
「ほめようとしない」
のだと教えています。
 
そして、この本は自分と対話することについても教えています。
自分が瞬間瞬間感じていることを実感をもって感じているだろうかと問いかけます。
 
自分との対話でも、批判したり、評価したり、褒めようとしたり、なかなかそのままに聞くということができないものです。
 
再度、読んで、感性を問われるセラピストという仕事をしていながら、用事に追われ、感じることをないがしろにしたり、自分の心を置き去りにしてはいないだろうかと自問しました。
 
「聞く」ことによって救われたたくさんの実例が紹介され、
 
「聞く」ことには、すばらしい力があることを教えてくれます。
 
少し前に鈴木秀子シスターが出演されたテレビ番組で、家族の依頼で看取りの時期の老女を訪ねる場面がありました。
 
老女は顔に苦しそうな表情を浮かべています。
 
それを病気だから、死にかけているから、と見過ごさず、シスターは声をかけます。
 
すると、老女がまだ小さかった孫を抱っこをしていて、うっかり落としてしまったことがあり、それを今でも気に病んで、罪悪感を抱き続けてきたことがわかります。
 
それを聞いた家族は、そんなことを気にしていたのかと驚き、誰も何とも思っていないと老女を慰めます。
 
その瞬間、老女の顔に安堵の表情が浮かび、体の拘縮もゆるみ、先ほどとは別人のように安らかな様子に変わったのです。
 
まさにスピリチュアル・ペインが癒された瞬間でした。
 
「聞く力」は、聞いてもらった人の心を救うだけでなく、自分自身の人として在り方をも変容させる、心の修養につながる行為であると著者は教えてくれます。
 
久しぶりに手に取ったこの本を、もう一度じっくり読んでみようと思います。
 

今日も笑顔の一日になりますように。

 

 

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