こんにちは
薬だけに頼らない手当てで
医療と癒しの架け橋をする
看護師アロマセラピスト平山未菜です
数日前から、ネットニュースを見るといつも東京の病院での透析中止報道…
透析中止については、在宅現場でも考えさせられる場面があり、みんなで色々話し合ったことがよみがえってきました。
今回の報道、透析中止を提示した医師ばかりに焦点があたって、もっと考えるべき問題に焦点があたっていないことにはもやっとしてしまいます。
この判断が正しかったのかは現場にいた訳ではないので分かりませんが、
「治療をしない」という選択肢を提示することが悪い!
という偏った見方だけが拡大しないといいなと思います。
私は、治療をしないという選択肢の提示が悪いとは思いません。(中止が最善だったかということは別として)
治療のメリットとデメリットや医学的な見解を知った上で、治療するしないを患者さんが選択できるように、どちらも提示されるが本来だと思います。
その上で、何がその人にとって最善か一緒に考えることが大切。
今回気になったのは、
女性は「撤回したい」と考えられていたそうですが、医師だけでなく、周囲のスタッフがその揺れる気持ちをキャッチできていたのか、そして話し合いがされていたのかということ。
つまり、「意思決定支援」がちゃんとできていたのかということです。
医療が進み、治る病気も増えてきました。
しかし、治療による副作用や弊害、その人らしく尊厳をもって生きるということ、金銭面の問題、介護の問題、、、
様々な問題を在宅の現場で目の当たりにし考えさせられる日々です。
「透析中止のガイドライン」についても触れられていましたが、ガイドラインがどれだけ整備されても、人の気持ちは変化するもの。
その迷ったり変化する気持ちに寄り添い一緒に考える人、チームがあることが大切だなと改めて思いました。
そして、
大切ないのちに向き合うのって、1人ではやっぱり難しい。
みんなで話し合う過程が大切だということも改めて感じています。
私も、日頃患者さんや家族の想いをしっかりキャッチできているかなと、気が引き締まる思いです。
看護師として、セラピストとして、その人にとっての最善を一緒に考えられるように精進していきたいです。
そして、あらゆる選択肢から最善を選択するという考え方、しくみが整うといいな。
本日も最後まで読んで下さりありがとうございます。