こんばんは。
看護師アロマセラピストの岡村未菜です。
当院の院長が尊敬する医師であり、私も番組や本で拝見しずっとお会いしたかった在宅ホスピス医の内藤いづみ先生の講演をお聴きすることができました
内藤先生の包み込むようなお人柄とユーモアに、笑いあり、涙ありの時間でした。
多くの学びがあり、心満たされ、励みとなりました
講演の中で、
人生には分岐点がある。
「その分岐点で自分の信念を貫けるか」
感じたことをめげずに伝えることが大切というお話がありました。
そして、最初の志を思い出してくださいということも。
私がなぜアロマを学んできたか、伝えていきたいか。
病院(ICU)で働いていた時に思っていたことや経験を振り返りました。
●疲れた時の自分ご褒美はマッサージだったこと
●薬だけでは解決しない症状、薬を使わなくても軽減する症状があると感じたこと
特に、痛みや不眠、不安など・・・
(思い返すと、看護師2~3年目に取得した呼吸療法認定士も、一番苦しそうに見えた呼吸苦を緩和できるようになりたくて勉強しました。その当時から、薬だけではすべて解決できなくて、看護力が求められると感じていたのだなぁ。)
●看護とアロマの原点は似ていると思ったこと(寄り添う、自然治癒力を高めるなど)
●ICUでやっていけるのか悩んで精神的にも追い込まれていた時期に私を救ってくれたのは、薬ではなく周囲の人だったこと
●自分に余裕がないと、人に優しくしたり寄り添えないと感じたこと
●人に気持ちを言葉で伝えることが苦手なこと(特に近い人ほど)
だから、触れて感じたり伝えることに引かれていたのかな。
●人の手の温かさ、心地よさ、包み込まれる感覚の体験
●リラックスすると自然と感情を解放できる体験
●自分のケアや家族など大切な人のケアに役立つことを学びたいと思ったこと
●興味を持った時に足を運んだスクールの先生とのご縁。
こんな想いや経験があり、私はアロマセラピストの資格をとりました。
母もやっていたテニス部に入り、同じ看護師を目指し…と、昔から母の背中を追ってレールの引かれた道を歩んできた私が、はじめて自分で決めて意思を貫いてきたことでもありました。
周囲からは、「病院辞めるなんて勿体無い」と言われ、「きっと親も辞めてほしくないんだろうなぁ」と思い、「安定した収入がなくなることへの不安」、「最先端の医療から離れてしまうことへの不安」など色々悩みながら決断した今の道。
人をケアできるのは
人しかいない
という思いはずっと変わりません。
内藤先生が講演で教えてくださった
命を救うための3つのH
Head (知識)
Heart (心、思いやり)
Hand (ケアする手、技術)
決して
知識だけでは人を救えない
どれが欠けても人を助けることはできない。
これは医療に限らず各領域で必要なこと。
命に寄り添うための
3つの力
自然体
俯瞰力
自分を守る力
「自分のケアが大切」ということを内藤先生も仰っておられ、具体的なケアの方法もいくつか教えていただきました
そして、人の声にならない心の声をキャッチできるのは人しかいないというお言葉。
すべて心に染み、心に刻みました。
これらを胸に、看護師そしてアロマセラピストとしてもっともっと成長して、私も種をまく人になれたらいいなぁ。
内藤先生。
心に響く講演ありがとうございました。
本日も最後まで読んで下さりありがとうございます。