こんにちは
「戦う男のストレスをアロマで癒す専門家」
【ミスターアロマ】の星野知子です。
「ギリシャ神話とアロマ」
シリーズを書いているのですが
ギリシャ神話に
誕生エピソードがある精油
そんなに多くは
ありません。
「タイム」が
見つかったのですが
まだ“精油”の「タイム」について
ご紹介してなかったので
まずは
どんな“精油”か
ご紹介しますね。
写真出典
「タイム」
というと
“ハーブ”として
お料理に使われることが多いので
聞いたことがある方も
多いと思います。
逆に
“精油”のタイムは
一般の方には
あまり馴染みがない
かもしれません。
「メディカルアロマ」を
勉強なさった方は
よく使う精油の1つだと思います。
同じ学名の植物であっても
植物が生育する
土壌や気候、風土などの
自然環境により
含有する成分が
大きく異なります。
これらを
「ケモタイプ種(化学種)」
と呼んでいます。
「CT~」
という表記をしてるものは
~のケモタイプなります。
含有する成分が違うと
薬理作用、効果
使い方、注意点も
変わってきます。
シェークスピアの
脳細胞を活性させ
疲弊しきった心を
強い消毒殺菌作用があることが
血液循環をよくするので
抗感染作用に優れているので
学名:Thymus vulgaris ct.linalool
タイムのケモタイプの中では
爽やかな中に
甘さを感じる香りです。
タイム・リナロールは
モノテルペンアルコール系の
リナロールという成分が
80%ほどを占める
ケモタイプです。
リナロールの影響で
免疫強化
抗菌・抗ウイルス・抗真菌に効果的です。
膀胱や尿道の感染症にも
有効といわれています。
風邪やインフルエンザの予防
気管支炎の炎症を和らげたりが
期待できます。
作用はタイムの中で
1番穏やかなので
敏感肌や子供にも使用できると
言われています。
記憶力アップに効果的と
いわれているので
風邪の流行るシーズンに
受験生のいるおうちで
芳香するのに
お薦めかもしれません。
ローズマリーの香りが
苦手なお子さんには
ピッタリです。
抗不安作用や鎮静作用があり
神経疲労やストレスに
有効な香りです。
引きこもりたい気分の時
不安や
憂鬱な気持ちを和らげてくれ
精神を安定させ
元気づけてくれると
いわれています。
肌へは
ニキビや
抗真菌作用が強いので
水虫にも
いいと言われています。
頭皮には
フケや脱毛対策に
有効といわれています。
ごく少量を
タイム・リナロールの芳香蒸留水に
希釈して
スプレーしてみてください。
基本的に妊娠中は
使用は避けたほうがいいですが
タイム・リナロールは
分娩時
陣痛が弱い時に用いることで
分娩がスムーズになる
という臨床もあるようです。
学名:Thymus vulgaris ct.Geraniol
タイム・ゲラニオールは
ローズに似た優しい香りです。
ローズにも含まれる
モノテルペンアルコール系の
ゲラニオールという成分が
多く含まれる(~50%程)
ケモタイプです。
ゲラニオールは
抗菌作用、抗ガン作用、収斂作用などが
期待できる成分です。
比較的穏やかなので
スキンケアにも使えます。
子宮強壮や
鎮痙、鎮静作用にも優れています。
うつ気分を
和らげてくれる香り
といわれています。
タイム・ツヤノール
学名:Thymus vulgaris ct.Thujanol
タイム・ツヤノールは
ツヤノールという成分を多く
(~40%程)含むケモタイプになります。
抗菌力がとても高いので
急性扁桃炎(アンギナ)
副鼻腔炎
ヘルペス
インフルエンザなどに
お薦めです。
ツヤノールは
抗菌、抗ウイルスのほかに
肝臓の不調に
効果的と言われています。
強肝作用、肝細胞再生作用
循環促進作用などがあり
肝臓を酷使している人に
お薦めの精油です。
作用は比較的穏やかなので
皮膚にも使用できます。
免疫促進作用があるので
普段より
弱ってる人にお薦めの精油です。
タイム・チモール
学名:Thymus vulgaris ct.Thymol
フェノール系の
チモールという成分を多く
(~60%)含むケモタイプです。
チモールは皮膚刺激が強く
肝臓毒性があると
言われているので
十分な注意が必要です。
ですが
非常に強い
鎮痛作用、抗菌作用
抗リウマチ作用
また麻酔作用もあるので
リウマチ
関節痛
痛風
坐骨神経痛
偏頭痛
など
比較的
強い痛みに対して
効果を発揮してくれます。
タイム・サツレオイデスと
一緒に使用することで
相乗効果が
期待できるといわれています。
蚊に刺された時
直後に処置しないと効果のない
ラベンダーに比べ
時間が経った後でも
効果を期待できるのが
タイム・チモールです!
タイム・パラシメン
学名:Thymus vulgaris ct.Paracymene
パラサイメン
と言われている場合もあります。
タイム・パラシメンは
モノテルペン類の
パラシメンという成分を多く
(~35%)含むケモタイプです。
他のタイムより
少しフルーティーな香りになります。
パラシメンも
抗炎症、抗感染
抗リウマチ、鎮痛作用があるので
強い痛みに効果が期待できますが
フェノール類の
カルバクロール(~30%)や
チモール(~20%)を多く含むので
皮膚刺激が強くなるため
使用には注意が必要です。
現在
長期欠品中なのでチモールを
代わりに使うことが多いようです。
タイム・カルバクロール
学名:Thymus vulgaris ct.Carvacrol
タイム・カルバクロールは
“カルバクロール”
という成分を多く含む
ケモタイプになります。
“カルバクロール”は
チモールと同様
フェノール系の成分のため
皮膚刺激や肝毒性の可能性があります。
あまり一般的には
使用されていない精油だと思います。
コモンタイムと
品種の違う
タイム・サツレオイデス(ボルネオール)
というタイムも
タイム・チモールと合わせて
使用することが多い精油になります。
タイム・サツレオイデス
学名:Thymus satureioides
タイム・サツレオイデスは
どの成分かは特定できてませんが
免疫調整作用があると
いわれています。
そして
モノテルペンアルコール類の
ボルネオールが30%ほど
含有されているので
鎮痛作用が期待できます。
ボルネオールはパラシメンとの
相乗効果で
鎮痛作用が高まるといわれています。
タイム・パラシメンは
現在長期欠品中なので
タイム・チモールと合わせて使うことを
お薦めします。
【タイムの主な薬理作用】
抗菌、抗真菌、抗ウイルス、抗感染、抗寄生虫、抗リウマチ、鎮經、鎮痛、駆風、瘢痕形成、消化促進、利尿、去痰、血圧上昇、神経強壮、性的強壮、健胃、発汗、強壮、駆虫、せき・喉の痛みの改善、気管支炎の改善、強心、血行促進、食欲増進、創傷・ただれの改善、脱毛予防、フケの改善
ブランドにより
ケモタイプによりますが
10ミリリットルで
1500円~10400円
くらいになります。
【タイムの使用上の注意】
★アロマで女子力アップ
★女人禁制デキる男のアロマ活用講座
などセミナー・講演のご依頼は
E-mail:mail@un-sourire.info
サロンホームページ:
http://www.un-sourire.info/
MR AROMAホームページ:
http://www.mr-aroma.jp
フェイスブックページ: