以前、血統表からみる狙い撃ちの馬として挙げたものを写真・DVD・測尺で再点検する。

 今回はサンデー牝馬編

 

関東

119チャーチクワイアの16(募集総額2000万円、1口50万円)。

測尺は、 体高150.0, 胸囲172.5 ,管囲 19.4, 体重 397 。

1月30日の早生まれで、初子にしては、ほぼ標準的なサイズで一安心だ。

写真や動画から見る馬っぷりは、同じロードカナロア牝馬の次の120サンデースマイルⅡの16のほうに軍配が上がる。

チャーチクワイアの16が50万円、サンデースマイルⅡの16が60万円で、10万円の価格の差は、現時点での馬の出来と、上がフルーキーを持つサンデースマイルⅡの16の血統背景からだろう。

2頭を比較すると、チャーチクワイアの16は、バランスはいいものの、どうしても地味な印象に見えてしまう。

これは、先日紹介したキンシャサノキセキ産駒の133ラテアートの16と183ダークサファイアの16との関係にも当てはまる。

人気はサンデースマイルⅡの16とダークサファイアの16のほうに集まるにちがいない。

だから、第一希望で出すにしても、ある程度、実績勝負となることは否めない。

この「安くて、いい馬」シリーズは、誰もがいいと認める馬ではなく、人気の盲点となり、だからこそ取りやすい馬を発掘しようという企画なので、その点をご了解ください。

さて、チャーチクワイアの16の母父はネオユニヴァース。

これは、今年のNHKマイルカップを勝ったアエロリットと同じ。

このネオユニヴァースをブルードメアサイアーに持ち、獲得賞金が1億円を越えた馬は、いまのところアエロリットしかいない。

これが不安点の第一。

厩舎は関東の中堅、古賀慎明。

2017年現在の調教師勝ち星ランキングの22位。

活躍馬の上位にはアーバニティやサンテミリオンなどの社台ファーム生産馬が名前を連ねる。

ほかに、アルターやベステゲシェンクなど。

そうなのだ。この2頭しかり、サンテミリオンしかり、古賀慎明厩舎は社台グループでもオーナーズとの相性がいい。

サンデーサラブレッドクラブの活躍馬を探すと、ワンブレスアウェイ
(白老牧場生産)や本馬の母、

チャーチクワイアぐらいしかいない。

セールスポイントを書こうとして、何だかあら探しになってしまった(笑)。

ともあれ、メジャーエンブレムやアエロリットは募集で売れ残った、地味だけれどもいい馬という共通点を持つ。

こうした観点から、本馬にも、もっと光が当てられてもいいかもしれない。

 

関西

192クロノロジストの16(募集総額1400万円、1口35万円)。
測尺は、 体高152.0, 胸囲171.0 ,管囲 19.8, 体重 400 。
 3月6日生まれでこの数字だから、まだまだ大きくなるかもしれない。
牝馬にしては、やや大ぶりな馬体でターフに姿を現わすだろう。
姉に5勝しているハピネスダンサー(父.メイショウサムソン)がいる。
長めの脚で、ゆったりとした腹袋を持つクロノロジストの16の守備範囲は、芝の中距離と予想する。
同じバゴの産駒で私たちが真っ先に思い浮かべるのが、オウケンサクラだ。
フラワーカップ(G3)を勝ち、アパパネの2着にきた桜花賞では、父バゴというなじみのない種牡馬名に加え、オウケンブルースリと同じ馬主ということで、記憶に強く焼き付いている。
このオウケンサクラのイメージは、切れる脚こそはないものの、軽快に逃げたり、うまく前めのいいポジションを取ってしぶとく粘る、という競走スタイルが基本だ。
本馬の馬体から、こうした走法を想像してみたが、如何だろうか。
管理調教師の斉藤崇史師は開業して2年目の若い人で、今年9勝、リーディグ57位と、まだこれからの期待と不安がミックスされた人物。
正直、斉藤氏もクロノロジストの16も展望は未知の領域だ。
35万円が惜しくないというギャンブラーが突撃する馬、という評価にしよう。
 
 
上の2頭のうち、私がもし出資するのだったら、チャーチクワイアの16を選ぶ。
第二希望、第三希望を選ぶのが例年に増して難しい。
みなさんの参考になれば幸いです。