某1口馬主掲示板をたまに見ている。
見ていて、不快に思うことが多々ある。
まず、揚げ足取りの応酬。
ささいなことで、他の意見に対していちいち言い募り、神経質なほどに反論する。
視点の異なる立場からの活発な議論であれば問題はない。
こんな見方、考え方もあるんだ、と気がつかせてくれて、自分の凝り固まった頭をほぐしてくれる。
そうして、ほどよい知的快感に浸ることができる。
でも、あそこの掲示板の言い合いは、皮肉や嫌味がこもっていて、気持ちが悪い。
頭から相手は馬鹿という意識が鼻につき、逆に自己の優越感をひけらかすような意識が行間に透けて見えるような書き込みが多い。
そして、相手に対して過剰なまでに正確さや厳密性を要求する。
かつて、こういうことがあった。
2月3月の馬名決定時期に、私はジャパンスタッドブックインターナショナルに馬名が登録されるので、某クラブ馬の決定馬名を善意でその掲示板に書き込んだ。
ところが、後でクラブのほうが競走馬名を変更して、結果として私の情報は誤りとなった。
これに対して、掲示板ユーザーから私は激しく叩かれた。
クラブ情報がすべてで余計な情報は書き込むな、という非難が特に印象に残っている。
当然、非は私にある。
しかし、あえて弁解させてもらいたい。

第一にクラブ情報が全てなら、この種の掲示板は意味をなさない。
クラブのホームページだけ見ていればいい、ということになる。
クラブ発表よりも早い情報や、視点や解釈の異なる情報であるからこそ価値がある。
「情報は差異が重要」というのが、
私の情報理論の信条だ。
第二に
ジャパンスタッドブックインターナショナルは由緒ある信頼性がおける団体である、ということ。
私は決定馬名を書きこんだ際、ソースも明記した。
どういう経緯かはわからないが、
ジャパンスタッドブックインターナショナルに書きこまれた馬名がクラブによって変更となるのは、レアケースだ。
たいていは、
ジャパンスタッドに最初に登録された馬名で決定する場合が多い。
ちなみにオルフェーヴルの馬名を
ジャパンスタッドブックで見つけて、某掲示板に最初に書きこんだのも私だ(何の自慢にもならないが)。
私は、愛馬の名前を少しでも早く知りたいと思う出資者の思いを考えて書きこんだまでだ。
ところが某馬の場合はそのレアケース、不幸なケースに私は当たってしまった。
第三に結果が誤情報となってしまったが、動機として善意からの書き込みであったこと。
もちろん、これが新聞・雑誌などのマスメディアであったなら、善意は言い訳にならない。

仕事であるならば、私の行為は許されない。
誤情報はとんでもない影響を社会に与えることになる。
しかし、しょせんと言っては、1口馬主愛好家に大変失礼だが、趣味の領域だ。
それなのに、某掲示板で主導権を持つユーザーたちは、仕事のレベルを要求して叩く。
何様だ、と言いたい。

百歩譲って、1口馬主とは言え、金融庁の管轄を受け、証券取引法で厳しく規制される金融商品の一種なのだから、風説の流布や虚言は法に抵触する。
したがって、ほかの掲示板にはない正確さや厳密性が要求されるのは当然だ、という意見も出てこよう。
しかし。
私がミスしたのは、2歳馬の登録馬名である。
これが、どう経済的な迷惑や影響を他者に与えるというのだろう。
いずれは、クラブのホームページで誤りが明らかになるのは歴然としているのだから。


あの一件があって、私は某掲示板に善意や好意で情報を書きこまないことにした。

繰り返すが、誤情報を流した責任はすべて私にある。
しかし、記者やジャーナリストなどの情報のプロではないのだから、書きこんだ情報が結果として誤りになることは、SNSの世界では常にある。
こうした事実を織り込み済みで、ネットユーザーはSNSを利用しているのではないか?
誤情報を恐れていては、何も書きこめないことになる。

とにかく、某掲示板については、批判したいことは山ほどある。
これからも徹底的に書くつもりだ。

批判するなら、某掲示板やその管理人になぜ直接訴えないのか?
以前、管理人にメールをして問題点を指摘したことがある。
返事はなく、その後、なぜか私のメルアドに正体不明の迷惑メールが急激に増えた。
やむなく、メルアドを変える仕儀とあいなった。
因果関係は不明だが。
そして、その後、管理人はとち狂ったのか、その某掲示板では、大事な社台・サンデー出資時期にスレストを敢行した。
あそこの掲示板はおかしい。



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