永い歴史伝統美が今なお、息づいているのを目の当たりしたのは初めてかもしれない。
昨日はギャラリー無一物にて現在開催されている京焼物『粟田焼』を今に伝える二十代雲林院寶山先生の企画展におじゃましました。
1555年に始まり今も変わらぬ伝統美を作り続けている。
焼物は、通常土つくり、成形、絵付け、焼きなど分担にて行うらしいが、雲林院家の粟田焼は全てひとりで行うそうだ。それが二十代続き、二十一代目が修行中である。その凄さたるや…
また、昨日ギャラリーにお集まりの方々は雲林院寶山先生は元より私の尊敬するタチバナ第一人者、香りのデザイン研究所の吉武利文先生、元ポーラ化粧品調香師で、丁子風呂やランビキなどの骨董研究家の佐藤先生、皇室菩提寺の煎茶道のお家元、そして、無一物の中谷美風、藤風先生…面々が大御所過ぎて気後れしてしまいました…
しかし、そうした大御所の方々はより自然体で、だからこそ、凄みがあるのだと。
良い経験と、素敵なひとときでした。