こんばんは。
今日はカミングアウトについて書きたいと思います。

私がHIVであることを
現時点で知っているのは
幼馴染の親友と母のみです。

親友は看護師をしていたので
私が口腔カンジダ症を
繰り返していると話した時に
HIVかもしれないと思ったそうです。

とりあえず検査受けに行ってみなよ。
HIVが陰性なら膠原病とかガンとか
他の原因を探すことに専念できるんだから!

と背中を押してくれたので
覚悟を決めて検査を受けに行くことができました。
なので、検査結果が出た日に、
親友にはHIV陽性だったことを報告しました。


家族にカミングアウトすることに対しては、
すごく葛藤がありました。

カミングアウトすべきか…
もし受け入れてもらえなかったら…
ショックを受けるんじゃないか…
軽蔑されるんじゃないか…
でも近くに支えてくれる人がいてほしい…

そういう悩みも
親友には話していました。
親友も私の母の事は知っているので、

あなたのお母さんなら
普通に受け入れてくれると思うし、
協力してくれると思うから
お母さんには話した方がいいんじゃない?と
躊躇していた私を後押ししてくれました。

それをきっかけに
母には伝えようと決心し
昨日の夜にカミングアウトしました。

HIVについてまとめてある冊子と
今飲んでる薬を握りしめて
お母さん…と声をかけた時には
涙が溢れて止まらなかったです。

今まで溜め込んでいた
苦しさや悲しさ、不安、恐怖といった感情が
一気に溢れてきたような感覚でした。

気持ちを落ち着かせて
HIVに感染したこと、
今の数値がどのくらいなのか、
今後の治療のこと、
検査に至るまでの経緯等々を
包み隠さず全て話しました。

母は微動だにせず、
私の話を聞き
何事もなかったかのように
受け入れてくれました。

薬を飲めば回復していくなら
それを目標に治療するだけなんだから。
大したことじゃない。
なにより、何でも話せる友達がいてよかった。
一生に友達は何人もいらない、
1人心を許せる友達がいればいいと言ってきたけど
そういう友達がいるって分って安心した。
そして、これから差別を受けたり
嫌な思いをすることがあるかもしれないけど
自分が感染して、そういう辛さを経験したら、
きっと、優しい人になれると思う。
どんな人でも差別することなく
素直に受け入れられるような
優しい心が育っていくはず。
まずは、栄養あるもの食べて
免疫上げなきゃね!


と、母は私に言いました。

こんなにも普通に受け入れてくれて
母の強さと優しさを感じ
救われた気持ちになりました。

昨日は色んな感情が溢れたことで
心も体も楽になったのか
久々にぐっすりと眠れました。

今、私には強い味方が2人いるので
支えてもらいながら
この病気と向き合っていこうと思います。


※ブログを読んでいただいた方から
 内容についてご指摘をいただき、
 8月10日に一部内容を削除致しました。