久々に忙しい決算期かもしれない、、、家に帰ってきても寝るだけだ。
イメージ 1
2016.12.4 佐賀県の近代建築からスタート。
=徴古館=(登録有形文化財)
竣工 1927年(昭和2年)
設計 佐藤功一
施工 清水組
様式 トスカナ式オーダー
鍋島家12代当主鍋島直映により創設された佐賀県初の博物館だそうです。
イメージ 2
=佐賀県庁=
竣工 1950年(昭和25年)
設計 阿部美樹志
施工 大林組
本当は朝一で佐賀市内の近代建築を見て、すぐに福岡に移動するつもりが、前日まで動きすぎたせいか、起きれず、、、しかも、天気も小雨で気分も沈みます、、、佐賀県庁は佐賀城の中にあり、見た感じ新しく、歴史も戦後の建物ではありますが、昔のデザインを意識している建物です。ただ、この日は工事中でした。県庁の写真を友人と撮っていると、自転車に乗ったおじさんが、「こんなの撮るなんて物好きだ」的なことを言って横切っていきました笑 ま、世の中にはこういうもの好きもいるんですよ。
佐賀県にはあまり魅力を感じませんでしたが、もう一度晴れたときに写真を撮りに行きたいとは思います。
イメージ 3
=旧:佐賀中央銀行本店(現:恵比寿ギャラリー)=
竣工 1934年(昭和9年)
設計 清水組
施工 清水組
昔の写真を見るとアーケードがあったようですが、今では取り払われて、銀行の全貌が見れます。個人的にはアーケードは邪魔なので、今のような形になってよかったと思っています。ただ、この日は土砂降りだったので、アーケードがあったらどんなに良かったかと思いましたね、、、
イメージ 4
ちょっとエントランス部分がいけてないね~ もう少し何とかならないのかな。
イメージ 5
=旧:古賀銀行本店(現:佐賀市民族資料館)=
竣工 1906年(明治39年)
施工
古賀銀行は佐賀県の5大銀行の1つに数えられましたが、大正9年以降慢性的な不況により業績が悪化し、大正15年にはついに休業せざるを得なくなり、昭和8年に解散してしまいました。
解散の翌年から昭和29年まで商工会議所、昭和61年まで佐賀県労働会館、平成4年まで自治労佐賀県本部として使われたのち、佐賀市歴史民俗館として使用されています。
イメージ 6
イメージ 7
かつての外観はレンガ造りだったのでしょうけど、補修した際にタイル張りになり、一方の内部は木材で仕上げられ、外部の重々しさは全くなく、とても落ち着く建物です。上の写真は銀行内の天井です。今まで見たことのない珍しいデザインですね。
イメージ 8
内部はこんな感じ。銀行というよりはクラシックホテルみたいな感じですかね~
イメージ 9
1Fはホールとして使われているようですね。この日はリサイタルでもあるのか、ピアノの調律をしていました。近代建築の中でピアノがきけるなんて贅沢だなぁ。
イメージ 10
頭取室でしょうか。
イメージ 11
イメージ 12
イメージ 13
イメージ 14
2Fはもともとこういうデザインだったのかわかりませんが、なかなかしゃれた造りです。
イメージ 15
イメージ 16
イメージ 17
イメージ 18
イメージ 19
イメージ 20
イメージ 21
古賀銀行の前の通りを歩いていると旧家の屋敷など古い建物がいくつもあります。
=旧:三省銀行(現:佐賀市民族歴史館)=
竣工 1882年(明治15年)
詳しく覚えていませんが、投機筋に利用されたか何かで業績が悪化し、明治26年には廃業してしまいました。
イメージ 22
内部も銀行らしからぬ畳。銀行というより呉服店とかそんなイメージ、外観も明らかに蔵ですし。
イメージ 23
古賀銀行は離れないと全貌がうつせないほど巨大な建物です。やっぱりタイル張りだと薄っぺらく感じるんだよな~
イメージ 24
佐賀米穀取引所跡
通りがかりの道脇にこの写真があったので一応写真に収めてきました。
明治27年に佐賀取引所を母体にして佐賀米穀取引所が設立され、大阪の堂島米穀取引所の相場を見ながら米の取引高を増やしていくも、昭和14年に政府による米穀統制強化に伴い、米価が一定となり、明治以来60余年続いた取引所は終焉を迎えます。
 
次は消えゆく九州大学箱崎キャンパスと博多の近代建築へ